ソーシャルリスニングツールは対象メディアや分析機能によってさまざまなツールやサービスが存在しています。そこで今回はSNS分析ツールやソーシャルリスニングツールの導入を検討している方向けに、ツール選定の比較ポイントや選び方をご紹介します。
自社に最適なソーシャルリスニングツールの選定にご活用ください。
ソーシャルリスニングツールとは?
「ソーシャルリスニング(Social Listening)」とは、X(旧Twitter)やInstagram、掲示板などソーシャルメディア上に投稿されたデータを収集・分析し、新商品開発やマーケティング戦略に活用することです。
ソーシャルリスニングツールは、ソーシャルリスニングのデータ収集や分析を担うツールのことです。SNS上の投稿から、消費者が何について会話しているのかを分析し、反響の原因は何かを、深堀して突き止めていくために活用されています。
ソーシャルリスニングツールの比較ポイント・選び方
分析を誰が担当するか?/ツール導入
- 自社内で分析したい
- 自社で分析を行いたい場合は、ソーシャルリスニングツールの導入をオススメします。
- 分析を外注したい
- 自社で分析を行うリソースがない場合などは、ソーシャルリスニングやソーシャルメディアのデータ分析を専門にしている企業に、単発や定期的なレポーティングを依頼しましょう。
Quid Monitor(旧NetBase)は操作性の高いインターフェイスと充実の分析機能を搭載しています。ソーシャルメディアのデータを社内のあらゆるマーケティング活動に活用いただくにはQuid Monitor(旧NetBase)が最適です。
また当社(TDSE株式会社)はデータ分析専門企業です。Quid Monitor(旧NetBase)と当社の分析力を生かしたSNSデータ分析やSNS分析レポートをご提供可能です。またその他ご利用いただけるサービスもご用意しています。SNS分析サービス一覧はコチラ
特定のソーシャルメディアに限定した分析を行いたい/対応メディア数
- できるだけ多くのソーシャルメディアを分析したい
- ソーシャルメディアはX(旧Twitter)、Instagramに代表されるSNSに限りません。ブログや掲示板、レビューサイトなどさまざまなソーシャルメディアを含みます。対応メディアはツールにより異なるので、メディア数に注目して分析ツールを選びましょう。
- 分析対象のメディアが決まっている
- 自社で分析を行いたいソーシャルメディアに対応しているソーシャルリスニングツールを選びましょう。流行り廃りの激しいソーシャルメディアでは、会話が行われるメディアが移り変わる可能性があります。特定のメディアに限定した分析を行うと、重要な消費者の声を見逃してしまう危険性があるので、できるだけ分析対象のメディアは多いほうが良いでしょう。
Quid Monitor(旧NetBase)はX(旧Twitter)やFacebook、Instagram、YouTubeのデータを分析ソースとして利用することが可能です。その他グローバル3億ドメイン以上のECサイトレビューデータや主要ニュースサイトデータも取得可能です。Quid Monitor(旧NetBase)の対応ソーシャルメディアはコチラ
過去に遡ってSNSデータを分析したい/過去データ提供
- 過去データを分析したい
- 過去データの提供有無や提供期間を確認の上ソーシャルリスニングツールを選びましょう。
- 過去のデータは重視しない
- 今話題となっていることが、過去はどのような推移を辿っていたのか、またどのような人が話題にしていたのかを分析できなければ、トレンドを正しく分析することはできません。ある程度過去のデータが分析できるかは注意の上ツールを選定されることをオススメします。
Quid Monitor(旧NetBase)はX(旧Twitter)データのうちdecohoseは51ヶ月前まで、firehoseは2006年3月まで遡り可能です。これにより長年のトレンドの推移を分析いただけます。
海外SNS分析や多言語の分析を行いたい/対応言語数
- 多言語を分析したい、世界/海外のSNSを分析したい
- ソーシャルリスニングツールにより対応言語は様々です。海外の反応を分析対象とする場合は、英語や中国語だけでなく、タイ語や韓国語、ロシア語、イタリア語などさまざまな言語に対応しているかに着目してソーシャルリスニングツールを選びましょう。
- 日本語のみのデータを分析したい
- いまや日本内の口コミは日本語だけではありません。日本語のみを分析対象として問題ないか、改めて検討すべきでしょう。最低限英語や中国語など利用者の多い言語に対応しているツールを選定されることをオススメします。
Quid Monitor(旧NetBase)は日本語、英語、中国語、タイ語、イタリア語、韓国語など50言語以上に対応しています。Quid Monitor(旧NetBase)を活用した多言語SNS分析の事例はコチラ
またQuid Monitor(旧NetBase)を活用した海外市場分析SNSレポートも数多くの納品実績があります。
定期的にレポートを作成する必要がある/レポート生成機能
- 社内外に対して定期的にレポートを作成する必要がある
- ダッシュボード機能やレポーティング機能など、レポートを簡単に作成できる機能を搭載しているソーシャルリスニングツールを選びましょう。ツールによってはレポートを定期的に配信したり、投稿の急増など異常値があった場合にアラートを配信する機能があります。
- レポートは必要ない
- 導入前は不要と感じやすいレポーティングですが、ツール導入後にそこから得られた示唆を共有するにはエクスポートやレポーティング機能が最低限必要です。最低限CSVエクスポートやレポーティング機能が搭載されているツールを選定されることをオススメします。
Quid Monitor(旧NetBase)はダッシュボード機能により、担当者のレポーティング負担を大幅に下げることが可能です。さらにQuid Monitor(旧NetBase)ではダッシュボード作成数は無制限なのであらゆる角度から分析したダッシュボードを作成できます。また定期的にメールで配信も可能です。
その他、SNS分析サービスでは定期的なレポーティングサービスもご用意しています。
類似語や不必要な単語の処理に時間を割きたくない/フィルタリング機能
- 不要な単語を適切に処理し分析に集中したい
- ソーシャルメディアに投稿されている中にはノイズと呼ばれる分析に不要な単語が多く含まれています。自然言語処理でこのノイズを正確に処理し、キーワードがどのような文脈で使用されているか分析できるツールを選びましょう。
- ある程度のノイズは許容する
- 価格など他の判断軸を優先する場合などは、手動で類似語や不要な単語のフィルタリングを行うことも可能です。ただしソーシャルメディア上のデータは膨大なので、これらの処理に大きなリソースを取られたり、誤った分析結果にたどりつく可能性もあります。
Quid Monitor(旧NetBase)は業界最先端の自然言語処理エンジン(NLP)を搭載しています。文脈から使用されているキーワードの意図や感情を判断し、正確な分析に導きます。またフィルタリング機能で、不必要な単語の処理を簡単に行うことも可能です。
リアルタイムにトレンドを分析したい/リアルタイム性
- リアルタイムにトレンドを分析したい
- データの取得や分析がリアルタイムで行えるツールを選定しましょう。ツールによってデータがほとんどリアルタイムで分析できたり、数分~数日のタイムラグが発生する場合があります。
- リアルタイムにはこだわらない
- SNSはトレンドの移り変わりが速く、リアルタイムにトレンドに即応できるか、話題の増減を見逃さないかは非常に重要です。これは自社のリスクモニタリングなどに利用する場合でも同様です。リアルタイム分析が必要か否か改めて確認をオススメします。
Quid Monitor(旧NetBase)はほとんど遅延がなくリアルタイムにソーシャルメディア上のデータの収集・分析が可能です。また当社では特定のキーワードのみをモニタリングしたい需要に応えるために、リアルタイムモニタリングサービスをご用意しています。
自社投稿を管理したい/投稿管理ツール
- 自社アカウントの投稿も一元管理したい
- X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなど複数のSNSへ一括投稿する機能を備えたソーシャルリスニングツールも存在します。一括投稿の需要が高い場合は、それらの機能を搭載しているツールを選定するか、ソーシャルリスニングツールとは別に投稿ツールを導入することをオススメします。
- 自社投稿の管理は必要ない
- 自社投稿の管理が不要な場合は、分析に特化したツールを選定しましょう。
Quid Monitor(旧NetBase)は投稿予約機能などはありませんが、自社アカウントの投稿推移やエンゲージメントなどを分析可能です。またそれらのデータをダッシュボード化することで定期的にレポートとして配信することもできます。
目的に沿ったソーシャルリスニングツールを選ぼう
さまざまな比較ポイントと自社が必要としている機能を照らし合わせ、最適なソーシャルリスニングツールを選びましょう。
Quid Monitor(旧NetBase)の機能
当社のソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)には、ご紹介した比較ポイントに加えて、AIを活用した分析機能やターゲティング精度を高める人にフォーカスした分析機能などより高度な分析を支援する機能が備わっています。
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Data Uploader
市場調査データやチャットログ、消費者レビューや星評価などの社内データを、ユーザーがCSVファイルで簡単にQuid Monitor(旧NetBase)アプリケーションにアップロードして分析することができます。
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Custom Audience
投稿者IDに着目してデータを取得することで、特定のセグメントがどういった興味関心を持っているのかが分析できます。
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AI Studio
トピックに対する膨大な投稿の中でどのようなテーマが話題になっているかをAIが自動で判別し、テーマごとに分類、可視化します。
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Image Analysis
一般的になりつつある画像や動画の投稿において、画像を分析することで、従来収集できなかった投稿を収集することが出来るようになります。
高機能な分析機能と幅広いソーシャルメディアを分析できる当社のソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)にご興味のある方はぜひお問合せください。