こんにちは、SNS分析ツール「クイッドモニター」のメディア運営チームです。
SOV(Share of Voice)は、自社の広告やメディア露出が競合他社と比べてどれくらいあるかを示す指標です。
露出が増えれば、顧客の目に留まりやすくなり、購買意欲を高めることにつながります。
この記事では、SOVの概要から測定方法、種類、メリット、改善策までを解説します。
目次

SOVとは?
SOVは、競合他社と比べて自社の広告やメディア露出がどの程度あるかを示す指標です。
元々はテレビCMで使われていましたが、今はデジタルマーケティングでも活用されています。SEO、SNS、PPC広告なども測定対象です。
SOVとマーケティングの関係
以前はSOVの測定は困難でしたが、SEOやソーシャルメディアの発展により、測定しやすくなりました。最近では、SOVの推移を追跡できるツールも登場しています。
デジタルマーケティングでは、SOVは重要です。例えば、SOVマーケティングでは、以下の点をチェックします。
- 自社サイトがキーワード検索で上位表示されているか
- SNSで自社がどれくらいシェアやメンションされているか
SOVの計算方法
SOVを計算するには、競合と比較した露出量を比較するのが理想的です。
ただし、チャネルが異なると単純に合算できません。そのため、SEOやSNSなど、チャネルごとにSOVを測定し、合算して比較することが多いでしょう。
SOVの計算式は以下の通りです。
SOV=自社ブランドの広告(または施策)÷市場全体の広告(または施策)
実務では、「市場全体」を“自社+競合”の合計として定義し、SOV(%)=自社の露出量 ÷(自社+競合の露出量)×100 のように%で表すと比較しやすくなります。
SOVマーケティングに役立つ指標の種類
SOVマーケティングでは、以下の指標がよく使われます。
- SNSのSOV
- SEOのSOV
- PPCのSOV
- 広報のSOV
それぞれの特徴や内容、確認方法を見ていきましょう。
1. SNSのSOV
SNSは、企業と顧客が直接交流できる点がメリットです。
総務省の調査によると、インターネットの利用目的として「SNSの利用」が最も高い割合となっています。SNSが重要なマーケティングの接点になっていることが分かります。
SNSのSOVを分析することで、企業の活動に対する市場の反応を測定できます。
メンションやいいねからは、顧客の本音を分析し、商品開発に役立てることも可能です。SNSで確認できる指標は以下の通りです。
| 指標 | 指標の意味 |
|---|---|
| インプレッション数、再生回数 | 情報がユーザーに届いた数 |
| いいね、高評価、シェア、保存 | 企業と顧客のつながりを示す数 |
これらの指標を競合と比較します。分析には、SNS専用の分析ツールを使うと便利です。
2. SEOのSOV
SEOとは、検索結果の上位表示を目指す対策のことです。
特定のキーワードで上位表示されれば、見込み客へのアプローチが可能です。
SEOのSOVでは、表示順位や表示頻度、クリック率、インプレッション数などを確認します。
これらの数値を確認するには、SEOツールが役立ちます。SOVの支援機能があるツールもあります。
3. PPCのSOV
ここでは、検索連動型広告である「リスティング広告」について解説します。
リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに応じて広告を表示するものです。
PPCのSOVを確認することで、予算をかけるべきキーワードや除外すべきキーワードが明確になります。
PPCでは、広告が表示可能だった回数や、実際に表示された回数などを分析します。
インプレッションシェア=表示回数÷広告が表示可能だった合計回数
Google 広告を利用していれば、簡単に必要な指標を確認できます。
4. 広報のSOV
自社ブランドの露出を増やすには、メディアに取り上げられることも重要です。
メディアでの反応を追跡すれば、効果的なメディアが分かります。確認する指標は、メディアで掲載されたときの自社への言及などです。
どのような文脈で紹介されているかも確認しましょう。否定的な意見が多ければ、改善が必要です。
これらの数値を競合と比較し、検討します。広報のSOVは、「広報・PR効果測定ツール」で測定できます。
SOVを高めるメリット
競合と比べて露出が増えれば、ブランド認知度の向上につながります。
また、消費者が最初に思い浮かべるブランドが有利になる「第一想起」という考え方があります。
SOVは以下の向上に役立ちます。
ブランドの認知向上
競合他社と比較して露出が増えれば、自社ブランドを認知する顧客が増えます。
購買行動において認知は重要であり、認知されなければ購買には至りません。SOVを高めることで、マーケティングを有利に進めることができます。
第一想起への貢献
第一想起とは、消費者が特定の商品などで最初に思い浮かべるブランドのことです。
第一想起されるブランドは、購入につながりやすくなります。SOVを高めて顧客の好感度を高められれば、第一想起される回数も増え、売上アップにつながる可能性があります。
SOVを改善する3つの方法
SOVは競合他社と比較するだけでなく、改善していくことが重要です。
ここでは、3つのポイントを紹介します。
1. 各チャネルの目標を設定する
各チャネルで具体的な目標を設定しましょう。
SEOであれば上位表示を狙うキーワード、SNSであればメンションを狙う内容など、細かく設定します。
2. 定期的に発信する
SNSで定期的に発信しましょう。
公式サイトで記事を公開している場合は、定期的に順位を見直して最適化します。
更新頻度が低いと、思うような結果は得られません。
記事の更新間隔やSNSへの投稿間隔を計画しておきましょう。反応の高い曜日や時間帯があれば、その時間に投稿を続けます。
3. 中長期的に取り組む
SEOやSNSのSOVは、短期間で改善できるものではありません。
効果が現れるまでに時間がかかるため、短期間で終わらせず、中長期的に取り組んで効果を測定しましょう。
2024年に押さえる注意点(法規制・データの扱い)
1. インフルエンサー/UGCの活用は「ステマ規制」に注意
2023年10月から、広告であることを隠す「ステルスマーケティング」は景品表示法違反となります。
依頼投稿・提供投稿には「広告」「PR」などの表示が必要です。
2. SOVは“量”だけでなく“質”もセットで見る
SOVは露出量だけでなく、内容によって意味が変わります。感情分析や話題の文脈も確認しましょう。
SNSのSOV計測にはQuid Monitor(旧NetBase)
SOVは、競合他社と比較したときのメディア露出量を測る指標です。
SOVを改善することで、ブランド認知度向上や第一想起への貢献など、購買につながる指標を向上できます。
TDSE株式会社が提供するソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)では、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、YouTubeなどのソーシャルデータを分析できます。
競合分析、ブランド分析、キャンペーン分析など、様々な分析が可能です。
SNSの活用にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。