facebookは企業の広報やマーケティングに活用できる便利なツールです。
ブランディングや市場動向のチェックのために、実名のfacebook運用を検討しましょう。
facebook運用にあたっては、まず他のSNSとの違いやfacebook独自の活用方法を見極めることが大切です。
また、facebook活用のメリットやデメリットについても把握しておきましょう。
本記事では、facebookを使ったマーケティング手法について詳しくご紹介します。
マーク・ザッカーバーグによって創立されたfacebookは、現在世界中で使われているSNSの一つです。
facebookは現在、カリフォルニア州メンロパークに拠点を置くアメリカの会社Meta Platforms, Inc.によって運営されています。
facebookに登録したユーザーは友人をフォローしたり、気になる投稿に「いいね!」をつけてコメントを残したりといった方法でコミュニケーションや情報収集を行います。
また、グループを作ったり、ショップを利用したりと幅広く楽しめるSNSです。
facebookをマーケティング手法として活用するためにも、独自の特徴についてチェックしておきましょう。
その他SNSの運用について知りたい方は以下記事も併せてご覧ください。
SNSというと匿名でやり取りするものというイメージがありますが、facebookは匿名では登録ができず、実名登録をしなかった場合にはアカウントがロックされることもあります。
そのためfacebookは、友人や知人同士でつながりを持つことを目的としてよく使われています。
友人や学校の仲間の他、出身地などの共通点でつながることもあります。
実名登録のSNSは信頼性が高いことから、仕事のつながりがある人を登録するなどの使い方をする人もたくさんいます。
一方で、顔もパーソナルデータも知らない人とつながるケースは少ないのが現状です。
例えば、LINEなどのログイン時には、電話番号とともにfacebookのIDが使われることがあります。
ビジネスパーソン同士がつながったり、企業が自社アカウントを作ってSNSを運用したりするケースもよくあります。
企業がビジネスアカウントを作成すれば、効果的なアピールを行うことが可能です。
facebookは企業や組織、ブランド、公人や著名人が情報発信を行うためにfacebookページと呼ばれる機能を提供していることが特徴です。
facebookページは個人のfacebookアカウントとは異なり、企業の利用に特化した機能が多数搭載されています。
企業のfacebookページは複数人での管理や編集が認められているため、社内のチームで運用するなどの工夫ができます。
また、facebookページヘのアクセス数や「いいね!」の数を調査したり閲覧ユーザーの反応をチェックしたりといった方法で分析につなげられるのも特徴です。
企業や団体のfacebookページは、facebookアカウントを持っていない人でも閲覧できる仕組みになっています。
facebookページに数多くのキーワードを入れ込んでおけば、検索からの流入も期待できるでしょう。
facebookページは個人アカウントを持っている人のみが作成できます。
まずはfacebookページの作成サイトに移動し、カテゴリを選んだ後に企業や団体の情報を登録しましょう。
ページを無事に作成したあとには、プロフィール画像を設定したりコンテンツを作成したりしながら運用を進めていくことになります。
ここでは、マーケティングに役立つ機能を中心にご紹介していきます。
facebookページとは、情報発信を目的として開設できる専用ページです。個人がfacebookページを開設することもありますが、多くの場合、ページ機能は企業や団体によって運用されています。
facebookページは、自社の商品やサービスを紹介したり、どのような取り組みを行っているかなどの情報を発信したりといった方法で使えます。
近年では、facebookページを使って環境保護などSDGsの取り組みをアピールする企業も増えてきました。
また、facebookページでユーザーとコミュニケーションを取ることもできます。facebookページに対してたくさんのユーザーに「いいね!」をつけてもらい、ファンをどんどん増やしましょう。
自身が発信する情報やフォロワーの情報が見やすい形でまとめられており、投稿は時系列順で閲覧できます。
facebookのユーザーを探すときにはタイムラインの情報が役立ちます。ビジネスツールとしてfacebookを使うときには、印象的なタイムラインを作成して集客につなげるのが効果的です。
このページにはフォロワーの投稿が表示されており、つながりのある人の投稿や反応をまとめてチェックできる仕様になっています。
また、自身の投稿もニュースフィードのページから行えます。 ニュースフィードはタイムラインと混同されやすいため、それぞれの違いを区別しておきましょう。
この連携機能を利用してfacebookとX(旧Twitter)、InstagramといったSNSを連携しましょう。
例えばfacebookとX(旧Twitter)のSNS連携をしたあとにX(旧Twitter)に投稿すれば、その内容はfacebookにも公開されます。複数のSNSに同時に情報を展開できるため、マーケティング効果が高まりやすくなります。
リアルのつながりが多いSNSとして知られるfacebookですが、グループ機能を使えば知らない人とつながりながら人脈を増やすこともできます。
facebookのグループ機能はオープンなものの他、公開範囲を設定できるものもあるのが特徴です。
また、グループの作成者が参加の可否を判断できる機能も備わっています。
facebook上にはビジネスに関するグループも多く存在しています。企業のマーケティング効果を高めるために、グループのコミュニティを活用するのも有効な方法です。
facebookに登録していれば、facebookが提供するアプリの中でECサイトを作成できるようになります。 facebookショップを利用すれば、SNSを介して商品やサービスのプロモーションを行えます。
クーポン配布やライブコマースなど、独自の手法でアピールできるのもfacebookショップの魅力です。
自社サイト以外の場所で集客ができるfacebookショップは、幅広い顧客と接触して売上を伸ばしていきたいときに適しています。
ただし、facebookショップでは決済を行うことができないため注意したいものです。商品やサービスを販売する際には別のECサイトにリンクしなければならないという点を把握しておきましょう。
facebookには、細かいターゲティングを行える広告機能が搭載されています。
写真やイラストなどの画像広告の他、動画広告の配信も可能です。また、複数画像を使ったスライドショー広告や、ショッピングサイトのようなコレクション広告を配信する手法もあります。
facebookは実名制のSNSなので、ターゲットを絞って効果的に広告配信を行える仕組みが整っています。
顧客の属性や興味を基にターゲットを絞り込んでアプローチすれば、広告の効果は飛躍的に高まります。
ただし広告配信には費用がかかるため、費用対効果について十分に考えておく必要があります。まずは低予算の広告を出して様子を見るなど、工夫しながら運用を進めていきましょう。
自社の商品やサービスのファンが増えてくると、facebookの投稿に対してコメントをもらうことが増えてきます。
コメントに対してこまめな返信を続ければ顧客の満足度が高まり、リピート率もアップしやすくなるでしょう。
また、facebookのアンケート機能を使って顧客の反応をチェックしたり、サンプリングを行ったりする企業もあります。facebookならではの機能を有効活用し、顧客と積極的にコミュニケーションを取っていきたいものです。
facebook広告はパソコン版だけでなくアプリや提携サイトに表示することも可能です。
facebook広告を出すときにはターゲティングをよく考えてみましょう。
ユーザーの興味関心に絞って広告を出せるコアオーディエンスの手法を選べば、広告の効果が高まりやすくなります。
他にもfacebookは、自社の顧客データ分析を基に性につながりやすい顧客を選ぶカスタムオーディエンスという広告手法を展開しています。
また、既存の顧客の属性を分析し似たユーザーを判別する類似オーディエンスという広告戦略も効果的です。
こういった手法でユーザーの属性を絞れるのは、実名制を採用しているfacebookならではです。顧客のパーソナルデータがある程度判明しているからこそ、広告のターゲットを絞って高い効果を上げることができるでしょう。
facebookショップには分析機能が搭載されており、商品やサービスの販売数だけでなく、フォロワーの属性、投稿分析などを確認できます。
さらに、動画の再生回数や再生時間、ユーザーのアクションといった情報にも手軽にアクセスできます。
これらの情報をチェックすればより質の高いマーケティングにつなげることが可能となります。
リアルタイムで顧客に通知を届けられるシステムが備わっていれば、告知や宣伝の効果も高まりやすくなります。
企業の宣伝手法にはfacebookの他にブログやメルマガなどがあります。
しかし、ブログの投稿をしても顧客に通知が届くことはないため、リアルタイムで情報を届ける効果はあまり高くありません。
メルマガであればメールの受信通知を届けることができますが、開封率はそれほど高くないのが現状です。
facebookはメルマガに比べて閲覧率が高いという特徴を持ちます。
マーケティング効果を高めるためにも、facebookを使った告知や宣伝を積極的に行いましょう。
例えば企業がメルマガを使ったコンテンツマーケティングを行う場合には、有料の配信システムでまかなうのが一般的です。
記事や動画を発信するマーケティング手法を選んだ場合にも、コンテンツの作成にはまとまった費用がかかります。
facebookを使ったマーケティングは、比較的コストがかからないのが魅力的です。
facebookの登録費用は無料ですし、月額費用などがかかる心配もありません。
もちろん、コンテンツの作成や投稿にかかる制作費や人件費は必要となりますが、他のマーケティング手法と比較してもコスト面は低いといえるでしょう。
ただし、facebookに広告を出す場合にはまとまった広告費用が必要となります。広告の効果を高めるためにも、適切な広告予算を用意しておきたいものです。
特に、匿名で利用できるX(旧Twitter)は拡散力も高いことから、大きな炎上が比較的起こりやすいです。
しかし、同じSNSであってもfacebookの炎上リスクはそれほど高くはありません。facebookは実名制でユーザーにも一定の節度があるので、ネガティブな情報の投稿や拡散が起こりにくいのです。
いたずらやトラブルが起きにくい側面を持つfacebookは、ビジネスツールとして非常に有用です。
とはいえ、時にはフォロワーから厳しいコメントが投稿されることもあるかもしれません。こういった場合に真摯に対応するよう心掛けていれば、大きなトラブルが起きることはほとんどないといえるでしょう。
企業の炎上について、以下記事でも詳しく説明しておりますので併せてご覧ください。
企業がfacebookでマーケティングを行う際には、以下のようなデメリットについても把握しておきましょう。
30代以上のユーザーに向けて情報発信をするのであれば、facebookはとても使いやすいツールといえるでしょう。
一方で、20代以下の若年層はfacebookをあまり利用していないため、若年層に対して情報が届きにくいという課題があります。
若年層向けの商品やサービスを展開しているのなら、facebookとともにX(旧Twitter)やInstagramなど複数の媒体を使ってアピールするのが効果的です。
facebook運用を行う企業は、Web版やアプリのアップデートや仕様変更に適切に対応しなければなりません。
既存の機能が廃止され、新しい機能が追加されたときには速やかな移行が必要となります。
新機能を素早く使いこなせなかった場合、ビジネスチャンスを逃してしまうことになるかもしれません。
アップデートでどのような機能が追加されたのか、どの仕様が変更されたのかをこまめに確認し、スピーディーに対応することが肝心です。
投稿がほとんどない状態が続いてしまうとフォロワーが離れやすくなる上、活気のない企業という印象を持たれる恐れもあります。
SNS運用の担当者を選定して一定の頻度で投稿をするなど工夫し、ユーザー離れを防ぐ必要があります。
また、facebookを活用してフォロワーと密にコミュニケーションを取る企業も少なくありません。
コミュニケーションを続ければマーケティング効果は高まりやすくなりますが、一方でかなりの時間や手間がかかってしまう点にも注意が必要です。
ここからは、facebookを上手に活用するためのポイントについてご紹介します。
facebookに自社の情報を掲載したあとには、継続的な投稿を続けましょう。
facebookのフォロワーは鮮度の高い情報を常に求めているため、更新が滞っている企業サイトをチェックし続けてくれることはありません。
facebookへの投稿を怠ると、せっかく獲得したフォロワーが離れてしまいます。
最新の情報が次々とアップされるのがfacebookの魅力の一つです。フォロワーに常に新しい情報を提供するためにも、定期的なfacebook更新を心掛けましょう。
しかし、テキストの内容が冗長になってしまうと、フォロワーに読んでもらえない可能性が高まります。
facebook運用の効果を高めるためにも、画像や動画を上手に活用しましょう。
画像や動画はテキストとは異なり、一目で商品やサービスの魅力を伝えられる便利なツールです。
おしゃれな写真をたっぷりと使った投稿で、フォロワーの視覚に訴えかけることが大切です。
また、プロフィール欄やカバーの画像にも気を使いましょう。
企業イメージを端的に示す画像を登録しておけば、ユーザーによい第一印象を与えられます。
有用な情報が少ない企業ページを構築しても、フォロワーの獲得にはなかなかつながりません。
質の高い情報を掲載するためには、フォロワーやユーザーの属性を詳しく分析することが肝心です。
まずは、いくつかの投稿の中で反応が多いのはどの投稿か、どのようなタイミングでの投稿に興味関心が集まるのかといったポイントを分析してみましょう。
また、フォロワーの属性に関する仔細な分析も高い効果を発揮します。 facebookを活用して効率よくデータ分析を実施し、掲載する情報の質をブラッシュアップしていきましょう。
また、facebookに搭載されている分析機能を利用し、より効率の高い戦略を練るのもよい方法です。
とはいえfacebook運用には大きな手間がかかります。
状況によっては、時間や費用をかけて運用を続けても想定したほどの効果が上げられないケースもあります。
こういった場合にはfacebookの運用を業者依頼したり、コンサルティングを利用したりするのがおすすめです。
facebookの活用ノウハウを知り尽くしている業者を選び、facebook運用に関するお悩みを相談してみましょう。
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ブランディングや市場動向のチェックのために、実名のfacebook運用を検討しましょう。
facebook運用にあたっては、まず他のSNSとの違いやfacebook独自の活用方法を見極めることが大切です。
また、facebook活用のメリットやデメリットについても把握しておきましょう。
本記事では、facebookを使ったマーケティング手法について詳しくご紹介します。
目次
facebookとはどのようなツール? 基本情報
facebookはInstagramやX(旧Twitter)とともに、十分な認知度を誇るSNSとして知られます。マーク・ザッカーバーグによって創立されたfacebookは、現在世界中で使われているSNSの一つです。
facebookは現在、カリフォルニア州メンロパークに拠点を置くアメリカの会社Meta Platforms, Inc.によって運営されています。
facebookに登録したユーザーは友人をフォローしたり、気になる投稿に「いいね!」をつけてコメントを残したりといった方法でコミュニケーションや情報収集を行います。
また、グループを作ったり、ショップを利用したりと幅広く楽しめるSNSです。
企業のマーケティングに最適? facebookならではの特徴
facebookと他のSNSの違いはどのような点にあるのでしょうか。facebookをマーケティング手法として活用するためにも、独自の特徴についてチェックしておきましょう。
その他SNSの運用について知りたい方は以下記事も併せてご覧ください。
実名制を採用している
facebookと他のSNSとの違いとして、実名制であるという点が挙げられます。SNSというと匿名でやり取りするものというイメージがありますが、facebookは匿名では登録ができず、実名登録をしなかった場合にはアカウントがロックされることもあります。
そのためfacebookは、友人や知人同士でつながりを持つことを目的としてよく使われています。
知り合いとつながりやすい
実名制のSNSは実生活に根付きやすいのが特徴的です。友人や学校の仲間の他、出身地などの共通点でつながることもあります。
実名登録のSNSは信頼性が高いことから、仕事のつながりがある人を登録するなどの使い方をする人もたくさんいます。
一方で、顔もパーソナルデータも知らない人とつながるケースは少ないのが現状です。
オープンIDとして使われることがある
facebookのIDはオンラインサービスのオープンIDとして連携に使われやすいのが特徴的です。例えば、LINEなどのログイン時には、電話番号とともにfacebookのIDが使われることがあります。
ビジネスの活用例が多い
ビジネスにおける活用例が多いのもfacebookの特徴です。ビジネスパーソン同士がつながったり、企業が自社アカウントを作ってSNSを運用したりするケースもよくあります。
facebookはビジネスにも活用できる!具体的な方法
facebookには、個人アカウントだけでなくビジネスアカウントも数多く存在しています。企業がビジネスアカウントを作成すれば、効果的なアピールを行うことが可能です。
facebookは企業や組織、ブランド、公人や著名人が情報発信を行うためにfacebookページと呼ばれる機能を提供していることが特徴です。
facebookページは個人のfacebookアカウントとは異なり、企業の利用に特化した機能が多数搭載されています。
企業のfacebookページは複数人での管理や編集が認められているため、社内のチームで運用するなどの工夫ができます。
また、facebookページヘのアクセス数や「いいね!」の数を調査したり閲覧ユーザーの反応をチェックしたりといった方法で分析につなげられるのも特徴です。
企業や団体のfacebookページは、facebookアカウントを持っていない人でも閲覧できる仕組みになっています。
facebookページに数多くのキーワードを入れ込んでおけば、検索からの流入も期待できるでしょう。
facebookページは個人アカウントを持っている人のみが作成できます。
まずはfacebookページの作成サイトに移動し、カテゴリを選んだ後に企業や団体の情報を登録しましょう。
ページを無事に作成したあとには、プロフィール画像を設定したりコンテンツを作成したりしながら運用を進めていくことになります。
facebookに搭載されている主な機能とは
facebookをビジネスツールとして活用するにあたってはまず、facebookの基本機能について把握しておきましょう。ここでは、マーケティングに役立つ機能を中心にご紹介していきます。
facebookページ
企業がfacebookを運用するときにはfacebookページ機能を活用しましょう。facebookページとは、情報発信を目的として開設できる専用ページです。個人がfacebookページを開設することもありますが、多くの場合、ページ機能は企業や団体によって運用されています。
facebookページは、自社の商品やサービスを紹介したり、どのような取り組みを行っているかなどの情報を発信したりといった方法で使えます。
近年では、facebookページを使って環境保護などSDGsの取り組みをアピールする企業も増えてきました。
また、facebookページでユーザーとコミュニケーションを取ることもできます。facebookページに対してたくさんのユーザーに「いいね!」をつけてもらい、ファンをどんどん増やしましょう。
タイムライン
facebookのタイムラインとは、自身の投稿をはじめとした情報がまとめられているプロフィールページです。自身が発信する情報やフォロワーの情報が見やすい形でまとめられており、投稿は時系列順で閲覧できます。
facebookのユーザーを探すときにはタイムラインの情報が役立ちます。ビジネスツールとしてfacebookを使うときには、印象的なタイムラインを作成して集客につなげるのが効果的です。
ニュースフィード
ニュースフィードとはfacebookにログインして最初に表示されるページのことを指します。このページにはフォロワーの投稿が表示されており、つながりのある人の投稿や反応をまとめてチェックできる仕様になっています。
また、自身の投稿もニュースフィードのページから行えます。 ニュースフィードはタイムラインと混同されやすいため、それぞれの違いを区別しておきましょう。
SNS連携
facebookには他のSNSとの連携機能が備わっています。この連携機能を利用してfacebookとX(旧Twitter)、InstagramといったSNSを連携しましょう。
例えばfacebookとX(旧Twitter)のSNS連携をしたあとにX(旧Twitter)に投稿すれば、その内容はfacebookにも公開されます。複数のSNSに同時に情報を展開できるため、マーケティング効果が高まりやすくなります。
グループ機能
facebookには、趣味や嗜好など共通のテーマに応じてグループを作る機能が備わっています。リアルのつながりが多いSNSとして知られるfacebookですが、グループ機能を使えば知らない人とつながりながら人脈を増やすこともできます。
facebookのグループ機能はオープンなものの他、公開範囲を設定できるものもあるのが特徴です。
また、グループの作成者が参加の可否を判断できる機能も備わっています。
facebook上にはビジネスに関するグループも多く存在しています。企業のマーケティング効果を高めるために、グループのコミュニティを活用するのも有効な方法です。
facebookショップ
facebookショップとは販促に活用できるショッピング機能のことです。facebookに登録していれば、facebookが提供するアプリの中でECサイトを作成できるようになります。 facebookショップを利用すれば、SNSを介して商品やサービスのプロモーションを行えます。
クーポン配布やライブコマースなど、独自の手法でアピールできるのもfacebookショップの魅力です。
自社サイト以外の場所で集客ができるfacebookショップは、幅広い顧客と接触して売上を伸ばしていきたいときに適しています。
ただし、facebookショップでは決済を行うことができないため注意したいものです。商品やサービスを販売する際には別のECサイトにリンクしなければならないという点を把握しておきましょう。
facebook広告配信
facebook広告でマーケティング効果をさらに高めるのもおすすめの方法です。facebookには、細かいターゲティングを行える広告機能が搭載されています。
写真やイラストなどの画像広告の他、動画広告の配信も可能です。また、複数画像を使ったスライドショー広告や、ショッピングサイトのようなコレクション広告を配信する手法もあります。
facebookは実名制のSNSなので、ターゲットを絞って効果的に広告配信を行える仕組みが整っています。
顧客の属性や興味を基にターゲットを絞り込んでアプローチすれば、広告の効果は飛躍的に高まります。
ただし広告配信には費用がかかるため、費用対効果について十分に考えておく必要があります。まずは低予算の広告を出して様子を見るなど、工夫しながら運用を進めていきましょう。
facebookを活用する7つのメリット
ここからは、企業がfacebookを活用するメリットについて解説します。1. コミュニケーションを取りやすい
フォロワーとコミュニケーションを取れるのもfacebookならではの魅力です。自社の商品やサービスのファンが増えてくると、facebookの投稿に対してコメントをもらうことが増えてきます。
コメントに対してこまめな返信を続ければ顧客の満足度が高まり、リピート率もアップしやすくなるでしょう。
また、facebookのアンケート機能を使って顧客の反応をチェックしたり、サンプリングを行ったりする企業もあります。facebookならではの機能を有効活用し、顧客と積極的にコミュニケーションを取っていきたいものです。
2. 広告のターゲティングがしやすい
facebookのタイムラインや広告枠にはfacebook広告を表示できるようになっています。facebook広告はパソコン版だけでなくアプリや提携サイトに表示することも可能です。
facebook広告を出すときにはターゲティングをよく考えてみましょう。
ユーザーの興味関心に絞って広告を出せるコアオーディエンスの手法を選べば、広告の効果が高まりやすくなります。
他にもfacebookは、自社の顧客データ分析を基に性につながりやすい顧客を選ぶカスタムオーディエンスという広告手法を展開しています。
また、既存の顧客の属性を分析し似たユーザーを判別する類似オーディエンスという広告戦略も効果的です。
こういった手法でユーザーの属性を絞れるのは、実名制を採用しているfacebookならではです。顧客のパーソナルデータがある程度判明しているからこそ、広告のターゲットを絞って高い効果を上げることができるでしょう。
3. マーケティング分析に活用できる
facebookの機能をうまく活用すればマーケティング効果は高まりやすくなります。facebookショップには分析機能が搭載されており、商品やサービスの販売数だけでなく、フォロワーの属性、投稿分析などを確認できます。
さらに、動画の再生回数や再生時間、ユーザーのアクションといった情報にも手軽にアクセスできます。
これらの情報をチェックすればより質の高いマーケティングにつなげることが可能となります。
4. 顧客に通知を届けられる
facebookにメッセージを投稿すると、更新があったことを伝える通知が顧客に対して届きます。リアルタイムで顧客に通知を届けられるシステムが備わっていれば、告知や宣伝の効果も高まりやすくなります。
企業の宣伝手法にはfacebookの他にブログやメルマガなどがあります。
しかし、ブログの投稿をしても顧客に通知が届くことはないため、リアルタイムで情報を届ける効果はあまり高くありません。
メルマガであればメールの受信通知を届けることができますが、開封率はそれほど高くないのが現状です。
facebookはメルマガに比べて閲覧率が高いという特徴を持ちます。
マーケティング効果を高めるためにも、facebookを使った告知や宣伝を積極的に行いましょう。
5. コストを抑えられる
企業のマーケティングで問題になるポイントの一つにコスト面があります。例えば企業がメルマガを使ったコンテンツマーケティングを行う場合には、有料の配信システムでまかなうのが一般的です。
記事や動画を発信するマーケティング手法を選んだ場合にも、コンテンツの作成にはまとまった費用がかかります。
facebookを使ったマーケティングは、比較的コストがかからないのが魅力的です。
facebookの登録費用は無料ですし、月額費用などがかかる心配もありません。
もちろん、コンテンツの作成や投稿にかかる制作費や人件費は必要となりますが、他のマーケティング手法と比較してもコスト面は低いといえるでしょう。
ただし、facebookに広告を出す場合にはまとまった広告費用が必要となります。広告の効果を高めるためにも、適切な広告予算を用意しておきたいものです。
6. 炎上が起きにくい
SNS運用にはしばしば炎上のリスクがついてまわります。特に、匿名で利用できるX(旧Twitter)は拡散力も高いことから、大きな炎上が比較的起こりやすいです。
しかし、同じSNSであってもfacebookの炎上リスクはそれほど高くはありません。facebookは実名制でユーザーにも一定の節度があるので、ネガティブな情報の投稿や拡散が起こりにくいのです。
いたずらやトラブルが起きにくい側面を持つfacebookは、ビジネスツールとして非常に有用です。
とはいえ、時にはフォロワーから厳しいコメントが投稿されることもあるかもしれません。こういった場合に真摯に対応するよう心掛けていれば、大きなトラブルが起きることはほとんどないといえるでしょう。
企業の炎上について、以下記事でも詳しく説明しておりますので併せてご覧ください。
facebook活用にはデメリットもある?
facebookには多くのメリットがある一方、デメリットも考えられます。企業がfacebookでマーケティングを行う際には、以下のようなデメリットについても把握しておきましょう。
若年層へのアピールがしにくい
日本のfacebook利用者の多くは30代以上という属性になっています。30代以上のユーザーに向けて情報発信をするのであれば、facebookはとても使いやすいツールといえるでしょう。
一方で、20代以下の若年層はfacebookをあまり利用していないため、若年層に対して情報が届きにくいという課題があります。
若年層向けの商品やサービスを展開しているのなら、facebookとともにX(旧Twitter)やInstagramなど複数の媒体を使ってアピールするのが効果的です。
アップデートに対応する必要がある
facebook機能は時にアップデートされることがあります。facebook運用を行う企業は、Web版やアプリのアップデートや仕様変更に適切に対応しなければなりません。
既存の機能が廃止され、新しい機能が追加されたときには速やかな移行が必要となります。
新機能を素早く使いこなせなかった場合、ビジネスチャンスを逃してしまうことになるかもしれません。
アップデートでどのような機能が追加されたのか、どの仕様が変更されたのかをこまめに確認し、スピーディーに対応することが肝心です。
運用に手間がかかる
facebookの企業ページを開設した後には、定期的に投稿をして常に新しい情報を提供しましょう。投稿がほとんどない状態が続いてしまうとフォロワーが離れやすくなる上、活気のない企業という印象を持たれる恐れもあります。
SNS運用の担当者を選定して一定の頻度で投稿をするなど工夫し、ユーザー離れを防ぐ必要があります。
また、facebookを活用してフォロワーと密にコミュニケーションを取る企業も少なくありません。
コミュニケーションを続ければマーケティング効果は高まりやすくなりますが、一方でかなりの時間や手間がかかってしまう点にも注意が必要です。
facebookを効率よく活用するテクニック
企業がfacebookを運用する際には、より効率が高まるような工夫を行いたいものです。ここからは、facebookを上手に活用するためのポイントについてご紹介します。
こまめに投稿する
せっかく自社ページがあるにも関わらず、更新が滞ってしまってはfacebook活用の効果も下がってしまいます。facebookに自社の情報を掲載したあとには、継続的な投稿を続けましょう。
facebookのフォロワーは鮮度の高い情報を常に求めているため、更新が滞っている企業サイトをチェックし続けてくれることはありません。
facebookへの投稿を怠ると、せっかく獲得したフォロワーが離れてしまいます。
最新の情報が次々とアップされるのがfacebookの魅力の一つです。フォロワーに常に新しい情報を提供するためにも、定期的なfacebook更新を心掛けましょう。
画像情報を上手に使う
facebookページには長文のテキストを掲載することが可能です。しかし、テキストの内容が冗長になってしまうと、フォロワーに読んでもらえない可能性が高まります。
facebook運用の効果を高めるためにも、画像や動画を上手に活用しましょう。
画像や動画はテキストとは異なり、一目で商品やサービスの魅力を伝えられる便利なツールです。
おしゃれな写真をたっぷりと使った投稿で、フォロワーの視覚に訴えかけることが大切です。
また、プロフィール欄やカバーの画像にも気を使いましょう。
企業イメージを端的に示す画像を登録しておけば、ユーザーによい第一印象を与えられます。
質の高い情報を掲載する
更新することが大切だという思いから、質の低い情報ばかりをfacebookに載せてしまうのは逆効果です。有用な情報が少ない企業ページを構築しても、フォロワーの獲得にはなかなかつながりません。
質の高い情報を掲載するためには、フォロワーやユーザーの属性を詳しく分析することが肝心です。
まずは、いくつかの投稿の中で反応が多いのはどの投稿か、どのようなタイミングでの投稿に興味関心が集まるのかといったポイントを分析してみましょう。
また、フォロワーの属性に関する仔細な分析も高い効果を発揮します。 facebookを活用して効率よくデータ分析を実施し、掲載する情報の質をブラッシュアップしていきましょう。
facebook運用で自社商品やサービスをアプローチしよう
facebookを活用すれば自社の商品やサービスを効果的にアピールすることが可能となります。また、facebookに搭載されている分析機能を利用し、より効率の高い戦略を練るのもよい方法です。
とはいえfacebook運用には大きな手間がかかります。
状況によっては、時間や費用をかけて運用を続けても想定したほどの効果が上げられないケースもあります。
こういった場合にはfacebookの運用を業者依頼したり、コンサルティングを利用したりするのがおすすめです。
facebookの活用ノウハウを知り尽くしている業者を選び、facebook運用に関するお悩みを相談してみましょう。
TDSE株式会社が提供しているソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)は、SNSのデータを瞬時に分析できます。
質の高いSNS分析ができる当社のツールは、SNSのマーケティング活用をお考えの広告代理店やコンサルティング企業に多く選ばれています。
消費者のインサイトを発見したり、自社ブランドへの反応をリアルタイムに検知したりと便利に活用できるQuid Monitor(旧NetBase)のサービスをぜひご活用ください。
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