SNSマーケコラム

投稿リーチが伸びるハッシュタグの付け方とコツ

投稿リーチが伸びるハッシュタグの付け方とコツ

こんにちは、SNS分析ツール「クイッドモニター」のメディア運営チームです。


SNS投稿でハッシュタグを活用すれば、多くの人の目に留まるほか、プロモーションへの参加も促せます。この記事では、ハッシュタグの付け方や注意点などについて解説します。ハッシュタグを活用した事例についても紹介するので、参考にしてください。

ハッシュタグとは

ハッシュタグとはそもそも何か、意味と役割について解説します。

ハッシュタグの意味

ハッシュタグとは、単語や文章の冒頭に「#(ハッシュマーク)」を付けた投稿タグのことです。タグとは、インターネット上で情報をどのように表示させるかを指定するための記号で、主にSNSで投稿する際に使用されます。

ハッシュタグの基本的な役割

企業・個人を問わず、ハッシュタグは投稿の露出を高めるうえで欠かせない要素です。ハッシュタグには、情報をユーザーに届けやすくする役割があります。また、サービス名や企業名などにハッシュタグを付けることで検索性が高まるため、ブランドや商品認知向上につながります。

さらに、新規顧客の獲得、キャンペーンの効果追跡など、自社を認知していない層へのリーチも可能になります。

ハッシュタグのメリット

ハッシュタグを活用したSNS投稿を行うことで、リーチ数の拡大や検索性・発見性の向上といったメリットが期待できます。ここでは、3つのメリットについて解説します。

リーチが拡大する

ハッシュタグは、投稿の届けられる範囲を広げたいときに有効です。タグを付けることで、フォロワー以外のユーザーのタイムラインや検索結果に表示されやすくなり、潜在層にもアプローチできるようになります。実際に、関連性の高いタグを活用した結果、投稿のリーチ数が大きく伸びた事例も見られます。

検索性と発見性が高まる

ハッシュタグはユーザーが情報を見つけやすくする役割も担います。ユーザーは興味のあるタグで投稿を絞り込むため、目的に合う情報へ短時間でアクセスできます。また企業側にとっても、ユーザーがどのようなタグ経由で情報を探しているかを把握できるため、関心の傾向をつかむ簡易的な市場調査にも活用できます。

キャンペーンやプロモーションの参加を促せる

ハッシュタグをイベントの告知や新商品の宣伝などに利用することで、通常の投稿よりも注目を集められます。例えば、指定したキーワードをハッシュタグとして付けてSNSに投稿するだけで参加できるキャンペーンがあります。このようなキャンペーンでは、ユーザーが氏名や住所などを登録する必要がなく、参加のハードルが低くなります。

従来の個人情報の登録やメール認証といった手間は、ユーザーにとってはキャンペーン参加を躊躇する要因になりかねません。ハッシュタグを活用することで、より気軽に参加を促すことができます。

ハッシュタグの付け方の基本ルール

ハッシュタグは基本のルールに沿って利用しなければ、正しく機能しません。ここでは、2つの基本ルールについて解説します。

使えない記号がある

ハッシュタグには、使えない記号や特殊記号があります。以下のような記号を使うと、ハッシュタグとして認識されません。

・?
・!
・:
・&
・%
・。
・、
・@
・()

スペースを入れると分断される

ハッシュタグを複数設置したい場合、スペースで区切る必要があります。単語や文章の間に不要なスペースがあると、ハッシュタグが分断され、正しくリンクされません。ハッシュタグが有効な場合は文字が青く変わります。青色に変化しないときは、「#」のあとにスペースが入っていないか確認しましょう。

タグ数と配置の基本

ハッシュタグは、投稿内容にあったものを選ぶことが大前提ですが、配置する場所や数によって効果が変わります。SNSごとに、投稿の見え方や使い方にトレンドがあるため、それぞれのSNSに合わせた設計が必要です。

例えば、Instagramでは、最大30個のハッシュタグを付けられますが、適切な数は、投稿の内容によって異なります。最初に2〜3個のハッシュタグを配置し、本文を書いたあとに残りのハッシュタグを配置することで、読みやすさと検索性の両立が可能になります。

ハッシュタグの付け方の注意点

ハッシュタグを付ける際は、「♯」と「#」の違いに注意し、タグの乱用を避けましょう。それぞれの注意点を解説します。

「♯」と「#」の違いに注意

ハッシュタグと似た記号に、「♯(シャープ)」があります。「#(ハッシュ)」とは異なる記号のため、混同しないように注意が必要です。「♯(シャープ)」を入力すると、タグとして認識されません。タグが青色に変わっているか、クリックできるかを確認しましょう。

タグ乱用を避ける

ハッシュタグがあると、投稿がユーザーに見つかりやすくなります。しかし、ハッシュタグの数が多すぎると、投稿が読みにくくなるだけでなく、スパムと判断されたり、広告と見間違われたりする可能性が高まります。また、関連性の低いキーワードまでハッシュタグにしてしまうと、投稿のテーマが曖昧になり、内容の評価が下がります。

その結果、検索上位に表示されにくくなったり、自然な投稿と認識されにくくなったりすることが考えられます。

SNSでハッシュタグが使われる理由

SNSでは、投稿の閲覧数を増やすためにハッシュタグが使われています。ハッシュタグがSNSで使われるようになったきっかけは、2007年にX(旧Twitter)で起きた出来事です。ハッシュタグを付けて投稿しようというあるユーザーの呼びかけでした。

このことにより、もともとあった検索機能を使い、同じトピックの投稿を容易に見つけられるようになり、ハッシュタグの認知が急速に広まりました。現在のSNSでは、投稿に意味づけしたり絞り込んで検索したりする目的として、使われています。

SNS別ハッシュタグ活用法

ハッシュタグはSNSごとに活用方法が異なります。InstagramとX(旧Twitter)それぞれの活用法を解説します。

Instagramでの効果的な使い方

Instagramでは、おもに対象を明示したり趣味や所属コミュニティを表したりするためにハッシュタグが使われる傾向にあります。Instagramは、他のSNSと比べて拡散機能が限定的なため、自社の商品やブランドを認識してもらうためには、ユーザー自身に発見してもらう必要があります。ターゲット層が検索しそうなキーワードを想定し、ハッシュタグとして付けておくとよいでしょう。

効果的なハッシュタグを付けることで、フォロワー以外のユーザーの流入も期待できます。

X(旧Twitter)での効果的な使い方

X(旧Twitter)は即時性の高いSNSであり、リアルタイムで起きていることを共有する文化があります。そのため、「今この瞬間」に関する話題や出来事に紐づくハッシュタグが使われやすい傾向があります。人気のハッシュタグはトレンドとして表示されるため、旬の話題を発信する際には積極的に活用すると、多くのユーザーとの接点を作りやすくなります。

また、投稿内容と関連性の高いハッシュタグを添えることで、自社の発信に興味を持ち得る非フォロワー層にも届きやすくなり、将来的な顧客候補を見つけるきっかけにもなります。

ハッシュタグの活用事例

ハッシュタグを活用し、自社製品や地域のアピールに成功した事例を2つ紹介します。

「じゃがりこ、モンスト」コラボキャンペーン

カルビー株式会社の「じゃがりこ」公式アカウントは、「モンスターストライク」とのコラボキャンペーンを実施しました。具体的にはモンスターストライク限定デザインのじゃがりこパッケージに、ミニゲームをプレイできる二次元コードを記載しました。

このゲームをプレイしたユーザーは、「#遊びだしたらキリンがないシェアキャンペーン」のハッシュタグを付けてX(旧Twitter)に投稿すると、抽選で限定グッズが当たる仕組みです。ゲームとじゃがりこがコラボレーションすることで、双方のユーザー層拡大につながりました。

※参考:「じゃがりこ×モンスト」のコラボレーション第5弾を開催!

福岡県飯塚市ハッシュタグキャンペーン

福岡県飯塚市では、対象店舗に関する写真をInstagramに投稿すると、商品券が当たるキャンペーンを実施しています。期間中に来訪した店舗の写真とともに、「#飯塚市」「#飯塚応援隊」「#対象店舗の指定ハッシュタグ」を付けてInstagramに投稿します。期間は、2026年2月28日までとなっています。

※参考:飯塚応援隊】ハッシュタグキャンペーン開催!

ハッシュタグ運用のコツ

ハッシュタグは、投稿との関連性を意識し、人気タグとともにミドルキーワード・スモールキーワードを付けることが重要です。運用のコツを3つに分けて解説します。

関連度の高いハッシュタグに絞る

トレンドのハッシュタグを付けることで、一時的に閲覧数は増加します。しかし、投稿内容とハッシュタグに関連性がなければ、かえってアカウントの評価の低下やエンゲージメント率の低下につながりかねません。目的とターゲットを明確にし、投稿と関連性の高いハッシュタグを選ぶことが大切です。

人気タグを見つける

出現回数やエンゲージメントが多いハッシュタグを有効活用することで、多くのユーザーの目に触れる機会を増やせます。人気のハッシュタグは、分析ツールやトレンドサイトを活用したり、検索窓や発見タブから調べたりできます。ただし、投稿数が多いハッシュタグは、多くのユーザーの目に触れる機会がある一方で、ほかの投稿に埋もれるリスクがあることも念頭に置いておきましょう。

ミドルキーワード・スモールキーワードを付ける

ミドルキーワード(投稿数1万〜10万件)やスモールキーワード(投稿数1万件未満)は、競合が少なく埋もれにくいため、検索上位に表示されやすい特徴があります。ビッグキーワードだけを使うと投稿が流れやすいため、これらのキーワードを組み合わせることで、狙いたいユーザーにリーチしやすくなります。

まとめ

ハッシュタグは、単語や文章の前に#(ハッシュマーク)を付けてSNS投稿することで、検索性の向上や新商品のアピール、新規顧客獲得などに活用できます。ハッシュタグを付ける際は、人気のあるタグやトレンド、ユーザーが求めているものを分析し、適切に配置することが重要です。

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