X(旧Twitter)やInstagramなど、SNSではさまざまなキャンペーンが日々行われています。新商品のプロモーションやイベント認知の拡大など、その目的はさまざまです。毎日多くのSNSキャンペーンが実施されており、それらは真新しいものではなくなってきています。
SNSキャンペーンで「期待効果」を上げるためには、事前の分析が欠かせません。
ターゲットセグメントに効果的なアプローチを行うために、どのチャネルで、どのようなメッセージで、またどのインフルエンサーを採用してキャンペーンを実施するかを明確にする必要があります。
海外ではSNS分析から得られたインサイトを基にしたSNSキャンペーンが活発に行われており、多くの成功事例が公開されています。
今回は、ソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)を活用した海外のSNSキャンペーン成功事例を4つご紹介します。
目次
この記事は以下のような方に向けてご紹介しています
・新商品発売に向けたプロモーションを予定している
・SNSキャンペーンの効果を改善したい
・ターゲット層に刺さるメッセージを開発したい
・消費者動向を把握し、マーケティングに活用したい
分析ツールの紹介:ソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)
ご紹介するSNS分析事例には、ソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)を活用しております。
Quid Monitor(旧NetBase)はリアルタイムに膨大なソーシャルメディアデータを分析できるプラットフォームです。
圧倒的な実行スピードと多彩なフィルタリング機能で何百万ものソーシャルメディアにあふれる投稿を分析します。現在50カ国語に対応しており、世界中のSNSからニーズや評判を把握することができます。
また多彩なフィルタリング機能により、スラング(俗語)や略語、コンテキスト(文脈)が曖昧なものから正しい洞察を導きます。
Quid Monitor(旧NetBase)について詳しくはコチラ
SNSキャンペーン成功事例4例
SNS分析事例①IKEA(イケア)
IKEAはどのようにキャンペーンを測定し、最適化しているか
IKEAは認知度が高く、明確なブランドポジションを築いてきました。
その成功の一部はキャンペーンのコンテンツを常に改善していることと、お客さまとの関わり方をクリエイティブに模索している点にあります。
IKEAでは「何がうまくいっているのか」「何を改善できるのか」を継続的に分析し、SNSキャンペーンの最適化に向けた改善を繰り返しています。また、消費者の動向を常に把握し、ブランドに関する会話に占める「ブランドのコア属性の割合が増加しているかどうか」を評価することで、ブランドに対するマクロキャンペーンの効果を測定しています。
IKEAはキャンペーンから学び、メッセージや体験を刷新し続けています。
SNS分析事例②米広告代理店 Santy社
米国市場における“Pocky Day”
Pockyは日本市場で大きな人気を博している反面、米国市場においてはプレゼンスが低く、消費者層も限定的でした。
そこで新たな消費者層に向けてユニークかつ親近感のある方法でブランドをアピールするSNSキャンペーンを行うために、Quid Monitor(旧NetBase)を活用しSNS分析を行いました。
そしてPockyブランドの消費者認識に関する数々の新たなインサイトを導き出しました。また、日本で11月11日に行われている「ポッキーの日」キャンペーンが大きな反響を得ていることや分析により得たインサイトを元に、11月11日に大規模な“Pocky Day”キャンペーンをローンチし、キャンディーバーと親和性の高い他のブランドやインフルエンサーを活用し情報発信を行いました。
結果
Pockyブランドに関する消費者同士の会話が4倍に増加、そして推定インプレッション数は133%増加しました。
SNS分析事例③ケネス・コール
ユーザーとの関係を強化するエンゲージ・マーケティング
アメリカを中心にグローバルに高級婦人・紳士服、靴、バックを展開するケネス・コールはブランドに対しての高い認知度を活用し、新たな顧客層を新規開拓するためにユーザーとの関係を強化するエンゲージ・マーケティングに取り組みました。
Quid Monitor(旧NetBase)でブランドのファンを特定し、その投稿者へメッセージを送り、情報交換の許可を得ることから始めたのです。
許可を得た投稿者の発言をQuid Monitor(旧NetBase)でリアルタイムにモニタリングし、「寒い」「夏が恋しい」というような発言があったとき、サプライズでコートのプレゼントを願い出るのです。このキャンペーンにより、ケネス・コールのコートを着た画像とエピソードが掲載された投稿がソーシャルメディア上で広がっていき、ファンの増加に大きく貢献しました。
SNS分析事例④ピザハット カナダ ピザハット カナダ、未来に戻って売上倍増
大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー:パートII」の劇中に登場したピザハット カナダは、バック・トゥ・ザ・フューチャー・デイ(2015年10月21日)にファンとコミュニティ獲得のためのキャンペーンを拡大するため、Quid Monitor(旧NetBase)を活用してインフルエンサーをピンポイントで特定することにしました。
特定のイベントの日にどのように自社に注目を集めるか、そしてターゲットセグメントに影響を与えるインフルエンサーは誰かを特定するためにQuid Monitor(旧NetBase)を用いて分析を行いました。
結果
分析により採用したインフルエンサーは、ピザハットのソーシャル・アクティベーションと製品である14.99ドルの「McFly Movie Meal」についての口コミを広めるのに役立ちました。
・ディナーボックス「McFly Movie Deal」購入数が2倍
・オンライン売上とディナーボックスの売上が恒久的に増加
・1800万インプレッションを獲得
・PR予算がなくても全国的にメディアに掲載されることに成功
・リアルイベントでのファンエンゲージメントの獲得
ソーシャルリスニングにご興味のある方はぜひご相談ください
顧客の評判を正しく把握するため、SNSキャンペーンの効果を最大化するため、新商品の需要を予測するためなど、調査から施策の実行そして効果測定まで行うことができるソーシャルリスニングはマーケティングにおいて正しい判断を行うためには欠かせない分析手法となりつつあります。
当社ではソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)だけでなく、ソーシャルリスニングを代行するSNS分析サービス、リアルタイムに特定のキーワードについてモニタリングを行うためのSNSリアルタイムモニタリングサービスなど、目的や分析粒度に合わせてサービスをご用意しております。
SNSキャンペーン効果を最大化したい、SNSキャンペーン実施のためのSNS分析を行いたい方はぜひ当社へご相談ください。
指定のキーワードやトピックを分析するデモンストレーションもご対応可能です。
SNSマーケコラム一覧
ソーシャルリスニングツールの活用方法やSNSマーケティング事例をご紹介します。
導入事例
Quid Monitor(旧NetBase)をSNSマーケティングにご活用いただいている海外企業SNS分析事例をご紹介します。
SNSトレンドレポート一覧
ソーシャルメディア上のトレンドをQuid Monitor(旧NetBase)で分析したSNSトレンドレポートをご紹介します。