SNSマーケコラム

SNS運用代行とは? 利用するメリットや相場、注意点、SNS運用代行会社の選び方を解説

SNS運用代行とは? 利用するメリットや相場、注意点、SNS運用代行会社の選び方を解説
SNSは今や企業にとって重要なマーケティング手法の一つであり、運用が成功すれば、知名度の拡大や利益アップを見込めます。
ただしSNS運用にはコツがある上、手間と時間も掛かるため、SNS運用代行サービスを利用する企業は増えています。

本記事では、SNS運用代行の基礎知識や必要性、依頼できる業務内容、利用するメリットと注意点を解説するとともに、SNS運用代行会社の費用相場や選ぶ際のポイントもまとめました。

SNS運用代行とは、プロにSNSの運用を任せること

SNS運用代行とは、企業のSNSアカウントの運用をプロの業者が代わりに請け負うサービスです。

企業は月額、あるいは年額の費用を支払う代わりに、SNS運用代行会社にSNSの投稿や企画の提案・分析などの運用業務を委託できます。
依頼できる業務内容や費用相場、運用体制などは業者によって異なるため、自社に適したサービス選びが大切です。

SNS運用代行が注目される理由

SNS運用代行が注目される理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、SNSが大きなマーケティングのプラットフォームになっていることです。
総務省が公開している令和5年版 情報通信白書によると、日本のSNS利用者数は2022年時点で約1億200万人に上っており、5年後の2027年には約1億1,300万人にまで増加すると予測されています(※)。

SNSは今や若年層だけでなく、中高年やシニア層にも広く利用されており、主な情報収集手段として活用している方も少なくありません。
企業にとってSNSは、ユーザーに自社の魅力をアピールする場であると同時に、ユーザーと交流できるプラットフォームでもあり、マーケティングに欠かせない要素となっています。

2つ目は、SNSがユーザーの購買行動に大きな影響を及ぼしていることです。SNSは情報の拡散力が高く、いわゆる口コミが爆発的に広がりやすい傾向にあります。

商品やサービスがSNSユーザーの間で話題になれば、それまで当該商品やサービスを知らなかった人の興味・関心を引くことができ、購買行動につながる確率高まります。
実際、SNSでの爆発的な拡散がきっかけでヒット商品になったケースもあり、SNSがターゲット層の購買行動に与える影響の大きさを物語っています。

※参考:総務省. 「令和5年版情報通信白書 第7節 ICTサービス及びコンテンツ・ アプリケーションサービス市場の動向」P1. https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/pdf/n4700000.pdf , (2023-10-13).

SNS運用代行に依頼できる業務内容

SNS運用代行に依頼できる主な業務内容には、以下のようなものがあります。
  • SNSアカウントの立ち上げ
  • SNSに投稿する内容の企画案の作成
  • SNSの投稿文、投稿画像の作成
  • アクティブサポート
  • コメントの監視・対応
  • SNS投稿の分析・レポート作成
  • SNS運用の改善案の提示
  • キャンペーン企画の提案
  • 広告ターゲットの提案

例えばアクティブサポートとは、企業アカウントの投稿に付いたコメントやいいねに対して何らかのリアクションを起こすことです。
また自社の製品やサービスについて言及しているコメントを検索し、能動的にアクションを起こすケースもあります。
なお、依頼できる業務内容や受けられるサポートは業者によって差があります。

SNS運用代行を利用するメリット

企業がSNS運用代行を利用すると、以下のようなメリットが期待できます。

本業に専念できる

SNS運用代行の利用で、本業に専念できるというメリットがあります。
SNSは気軽に情報を投稿できる便利なサービスですが、企業アカウントを運用するのは容易ではありません。
個人が気ままに投稿するのとは異なり、企業アカウントは自社ブランドや商品、サービスをアピールする手段として、投稿内容を精査したり、コメントに対応したりしなければならないからです。

SNSの企画から投稿の作成、コメントチェック、内容の分析などを定期的に行うには、多大な時間と手間が掛かるため、SNS担当を兼任していると本業がおろそかになってしまう恐れがあります。

SNS運用代行を利用すれば、企画立案から運用までをプロに委託できるため、企業は本業に専念できます。

知識・経験が豊富なプロに任せられる

SNS運用代行の利用により、SNSの知識・経験が豊富なプロに運用を任せられるのもメリットです。
企業アカウントの運用を成功させるには、企画力や提案力、リサーチ力など、さまざまな知識とノウハウが必要になります。

SNSの運用が初めてで、自社に十分な知識やノウハウが蓄積されていない場合、行き当たりばったりの運用になりやすく、なかなか成果が上がらないことがあります。

SNS運用の豊富な経験とノウハウのある代行会社に依頼すれば、自社のニーズに沿った提案や運用を行ってくれるため、成功への近道になるでしょう。

SNSの運用リスクを低減できる

SNSの運用によるリスクを低減できるのも、代行会社を利用するメリットです。
SNSでは何気ない投稿が批判の的になり、炎上騒ぎに発展してしまうケースも少なくありません。
SNSをきっかけに炎上してしまうと、企業やブランドのイメージが著しく低下し、売上にも大きな影響を及ぼす原因となります。

その点、SNS運用代行会社は豊富な経験に基づいてSNSを運用してくれるので、炎上リスクを低減できるはずです。
万が一炎上してしまっても、マニュアルに沿って迅速な対応をしてくれるため、被害を可能な限り抑えられるでしょう。

SNS運用代行を利用する際の注意点

SNS運用代行を利用する際に気を付けたいポイントを2つ紹介します。

1. 依頼料が発生する

1つ目は、SNS運用代行を利用すると、所定の依頼料が発生する点です。
依頼料は依頼する業務の内容や数、期間などによって異なるため、何社かに見積もりを依頼するのがおすすめです。

2. ノウハウを自社で蓄積できない

2つ目は、自社でSNS運用に関する知識やノウハウを蓄積することができない点です。
ゆくゆくは自社だけでSNS運用を行いたいと考えている場合、SNS運用代行会社に頼りきってしまうと、自社の成長の妨げになる可能性があります。

SNS運用代行の費用相場

費用の相場は、依頼する業務内容によっても異なります。

例えば、投稿内容の作成やアップロードのみを代行してもらう場合の費用相場は、月額10万円以内に収まるケースがほとんどです。
一方、先述の内容に加え、SNS運用の企画作成や、コメントの監視および返信、簡易的なレポート作成などを依頼した場合は、月額20~30万円程度の費用が掛かります。

さらに、SNS広告の運用や詳細なレポートの作成、SNSに関する定期的なミーティングなども依頼する場合は、月額30~50万円以上の費用が掛かることもあります。

このように、依頼する業務の種類や量、サポートの程度などによって、SNS運用代行の費用相場は大きく変化します。
SNS運用の予算や自社のニーズに合わせて、適切な業者やプラン選びが大切です。

SNS運用代行会社の選び方

SNS運用代行会社は複数あり、それぞれ特徴やサポート体制、費用などに違いがあります。
自社のニーズに適したSNS運用代行会社を選ぶために、チェックしたいポイントを5つ紹介します。

1. 料金をチェック

まずは、料金のチェックが大切です。
同じ業務内容の代行をお願いする場合でも、依頼先によって費用が異なる場合があります。
コストをなるべく抑えてSNS運用代行サービスを利用したいなら、複数の業者を比較検討し、予算に見合った選択をすることが大切です。

ただし、料金だけを重視して代行会社を選ぶと、後々サービス面やサポート面で不満が出てくる可能性があります。
料金はあくまで比較対象の一つとして捉えましょう。

2. 依頼できる業務内容をチェック

依頼できる業務内容もチェックしましょう。
SNSの投稿内容の作成や投稿の代行などは、ほとんどの業者で対応してくれるでしょう。
一方で、企画立案や投稿の分析、レポート作成、運用へのアドバイスなどについては対応の有無に差が出ます。

よりきめ細やかなサービスやサポートを依頼したい場合は、対応してもらえる業務内容を事前に確認しておきましょう。

3. 実績をチェック

SNS運用代行会社の実績をチェックすることも大切です。
SNS運用には、豊富な知識と経験、ノウハウが必要不可欠です。

確かな実績がある会社に依頼すれば、自社のニーズに適した提案や、万が一炎上したときの迅速な対応を期待できます。
実績はSNS運用代行会社のホームページなどに掲載されていることが多いので、導入事例などを確認してみましょう。

4. 担当者をチェック

SNS運用代行会社の担当者の確認も必要です。
SNS運用代行では、企業の担当者と代行会社の担当者同士が打ち合わせなどを行い、連携して運用していくことになります。
担当者との相性によってはうまくコミュニケーションを取ることができず、SNS運用に支障を来す可能性があるので、担当者との相性はよく見極めましょう。

また、分からないことや不安に感じていることを質問し、返答の内容やレスポンスの早さなどをチェックするのも重要なポイントです。

5. 運用体制をチェック

SNS運用代行会社を選ぶときは、サービスに関する運用体制のチェックも大切です。
具体的には、納得できる運用フローを採用しているか、分析手法やレポート内容はしっかりしているか、定例会やミーティングを開催しているかなどが挙げられます。

自社のニーズにマッチした運用体制を導入しているかをあらかじめ確認すれば、依頼後のミスマッチや不満を予防できます。

自社でSNS運用を行うならQuid Monitor(旧NetBase)の利用がおすすめ

SNSを使って自社ブランドの知名度アップや商品・サービスの効果的なアプローチを行いたいなら、SNS運用代行を利用する方法があります。
SNS運用に関する知識やノウハウ、実績が豊富な代行会社に依頼すれば、より効率的かつ効果的なSNS運用を目指せるでしょう。

ただし、SNS運用代行に頼りきりになると、コストがかさんだり、自社でノウハウを蓄積しにくくなったりする可能性があります。
自社だけでSNS運用を行いたいと考えているのであれば、便利なツールを活用し、コスト節約やノウハウの蓄積を目指しましょう。

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本記事の監修者

プロダクト本部 副本部長 山本 豊

山本 豊 プロダクト本部 副本部長

リクルートでキャリアを開始し、マクロミルに入社。マクロミルにて、リサーチ・データ事業の拡大に従事。その後、コロプラにて、リサーチ・データ関連の新規事業の立案・推進。複数のIT企業にてデータ関連事業に関わった後、2021年7月より現職。生成AIアプリ開発ツール「Dify」、ソーシャルリスニングツール「QUID」の拡大に従事。

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