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X(旧Twitter)のトレンドとは?仕組みや調べる方法・ビジネスに活用するポイントを解説

X(旧Twitter)のトレンドとは?仕組みや調べる方法・ビジネスに活用するポイントを解説

「X(旧Twitter)のトレンドについて理解したい」「トレンドをビジネスに活用できるかどうか知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、最初にX(旧Twitter)トレンドの概要について説明した後、トレンドの見方や調べるための操作方法、非表示になるケース、ビジネスに活用するポイントについて解説します。

X(旧Twitter)トレンドとは

X(旧Twitter)のトレンドとは、X(旧Twitter)が独自に選んだトレンドキーワードを指します。トレンド(trend)の意味は「流行」や「動向」です。

X(旧Twitter)のトレンドは、特定の地域や言語のX(旧Twitter)ユーザーの間で最も話題になっているキーワードやハッシュタグのことを指します。トレンドは、リアルタイムで更新されるため、人々が注目している話題や話題になっているイベントを把握するのに役立ちます。

X(旧Twitter)のトレンドは、ユーザーが最新のニュースやイベントについて共有し、話し合うための一つの指標となります。また、トレンドを利用することで、特定のトピックに関連するツイートや意見を見つけることもできます。

ただし、トレンドは一時的なものであり、時間が経つと変動することがあります。異なる地域や言語で異なるトレンドが表示される場合もあります。

トレンドはX(旧Twitter)のアルゴリズムによってリアルタイムで更新されており、時間の経過と共に変化します。確認方法として、iPhone・iPadの場合はX(旧Twitter) for iOSアプリ、AndroidはX(旧Twitter) for Androidアプリ、デスクトップやノートパソコンの場合はtwitter.comを使用します。

トレンドの具体的な表示箇所として、X(旧Twitter) for iOSアプリとX(旧Twitter) for Androidアプリは「話題を検索(虫眼鏡)」タブのトレンドに表示され、パソコンからX(旧Twitter)にログインした場合は検索結果やプロフィールページ、タイムラインなどに表示されます。

X(旧Twitter)はリプライやリツイートなどで他のユーザーと交流できますが、トレンドを追ってタイムリーな話題を見付けられるという魅力があります。

X(旧Twitter)トレンドの決定方法

X(旧Twitter)のトレンドはアルゴリズムで決定します。初期設定ではユーザーの興味関心、位置に関する情報、フォローしたアカウントの情報をもとにカスタマイズした内容が表示されるという特徴があります。

たとえば、サッカーファンで、特定のサッカーチームやサッカー選手を最初にフォローした場合、そのチームや選手に関するツイートやリツイートが優先的に表示されやすくなります。このように初期段階で表示されるトレンドには個人差があります。

トレンドは先週話題になったトピックや昨日、今日のテーマではなく、リアルタイムで話題になっている内容という点が特徴的です。たとえば、最新のテレビドラマやファーストフードの新メニューなどがトレンドとして表示されることがあります。

また、特定のハッシュタグやキーワードのツイートの数、関連するユーザーの数、特定の時間枠での急速な増加度などの要素を基に決定されます。

なお、カスタマイズされたトレンドではなく、地域ごとのトレンドに関しても確認可能です。その場合はトレンドの地域を選択することで表示されます。具体的な方法については後ほど詳しく解説します。

X(旧Twitter)トレンドに表示されやすいトピック

トレンドで表示される内容には個人差があるものの、多数のユーザーに共通して表示されやすいトピックがあります。たとえば、話題になっている事件や事故、有名人の不祥事、注目が高いスポーツイベントやコンサート情報などは表示されやすい傾向があります。さらに各ユーザーの居住地域に合わせてトレンドキーワードが表示されるケースが一般的です。

X(旧Twitter)トレンド入りの条件

X(旧Twitter)のトレンド入りの条件に明確な決まりはありません。ただし前述したように、X(旧Twitter)のアルゴリズムによって決定されることや、リアルタイムで注目のトピックが選ばれること、初期設定では各ユーザーの興味関心、位置情報、フォローしているアカウントをもとにカスタマイズされて選出されます。

また、トレンド入りするには、「対象のキーワードが1日にどのくらいツイートされたか」よりも「どのくらい急激にツイートされて一気に増えたのか」がポイントと言えます。

トレンドは注目されているトピックということもあり、ある程度の時間、連続してツイートされ続けることも条件と考えられています。逆に言うと、一時的に話題になっても、すぐに途絶えたキーワードはトピックに選ばれづらいでしょう。

トレンドに参加する方法

トレンドに参加するには、トレンドリストに表示されているキーワードやハッシュタグを含めてツイートする必要があります。

たとえば、トレンドリストに「水分補給」とある場合、「そろそろ暑くなってきましたね。水分補給を怠らないように注意しましょう」といったツイートを行うことで参加できます。もしくは、ツイートの最後に「#水分補給」と付けます。

他にも、トレンドリストに「行政書士」とあれば、「そろそろ行政書士試験が近いのでしょうか。受験生は頑張ってくださいね」とツイートすればトレンドに参加できます。ハッシュタグに関しても同様です。

なお、トレンドキーワードは多数のユーザーがツイートしているため、検索結果に自社のツイートが表示されないケースがありますが、フォロワーのタイムラインには表示されるのが一般的です。

「#」(ハッシュタグ)の意味

X(旧Twitter)のトレンドには「#」(ハッシュタグ)付きのワードも表示されます。ツイートにハッシュタグを含めることにより、投稿者は特定のトピックに関連したツイートということを示せます。閲覧するユーザーはハッシュタグ検索によって特定のトピックを追求できます。

たとえば「コスメ」に関するツイートを調べたい場合、「#コスメ」という言葉で検索すると、同一のハッシュタグを付けたユーザーのツイートが表示されます。

「#コスメ」ではなく、「コスメ」と検索した場合は、ユーザー名に「コスメ」という文字が含まれている人のツイートも表示されます。純粋にコスメに関するツイートを調べたい場合は、「#コスメ」のほうが適しているでしょう。

X(旧Twitter)トレンドの見方や調べるための操作方法

X(旧Twitter)トレンドの見方や調べるための操作方法として以下を解説します。

  • ● パソコンで調べる方法
  • ● iPhone・iPadで調べる方法
  • ● Androidで調べる方法
  • ● 特定地域のトレンドを調べる方法
  • ● 過去のトレンドを調べる方法

パソコンで調べる方法

パソコンでX(旧Twitter)のトレンドを調べる手順は以下です(2023年8月10日時点)。

  1. 1. twitter.comからログイン
  2. 2. パソコン画面右側に「おすすめトレンド」が5位まで表示される
  3. 3. 「さらに表示」をクリック
  4. 4. 画面中央に「おすすめトレンド」が14位まで表示される
  5. 5. 「おすすめトレンド」右側の「トレンド」「ニュース」「スポーツ」「エンタテインメント」をクリックすることで各項目のトレンドが表示される

なお、パソコン画面の右側最上部に「〇〇によるプロモーション」と表示されることがありますが、「プロモーション=広告」なのでトレンドとは関係ありません。

また、アルファベットで国名が表示されている場合、国内の違う地域を選択できないため、ローマ字で反映させたい地域を検索する必要があるでしょう。

iPhone・iPadで調べる方法

iPhone・iPadでX(旧Twitter)のトレンドを調べる手順は以下です。

  1. 1. X(旧Twitter) for iOSアプリをインストールしてログイン
  2. 2. 画面下部の虫眼鏡マークをタップ
  3. 3. 「おすすめトレンド」が14位まで表示される
  4. 4. 「おすすめトレンド」右側の「トレンド」「ニュース」「スポーツ」「エンタテインメント」をクリックすることで各項目のトレンドが30位まで表示される(※2023年6月現在)

上記の3と4の手順はパソコンと変わりません。

Androidで調べる方法

AndroidでX(旧Twitter)トレンドを調べる手順は以下です。

  1. 1. X(旧Twitter) for Androidアプリをインストールしてログイン
  2. 2. 画面下部の虫眼鏡マークをタップ
  3. 3. 「おすすめトレンド」が14位まで表示される
  4. 4. 「おすすめトレンド」右側の「トレンド」「ニュース」「スポーツ」「エンタテインメント」をクリックすることで各項目のトレンドが表示される

上記の2「画面下部の虫眼鏡マークをタップ」に関して、Androidの場合は上部に表示されるケースがあるため注意してください。3と4はパソコンおよびiPhone・iPadと変わりません。

特定地域のトレンドを調べる方法

特定地域のトレンドを調べる手順を紹介します。まずはパソコンから変更する場合です。

  1. 1. X(旧Twitter)画面左側の「もっと見る」をクリック
  2. 2. 「設定とサポート」をクリック
  3. 3. 「設定とプライバシー」をクリック
  4. 4. 「プライバシーと安全」をクリック
  5. 5. 「表示するコンテンツ」をクリック
  6. 6. 「話題を検索の設定」をクリック
  7. 7. 「この場所のコンテンツを表示」の右横にあるチェックボックスをオフにする
  8. 8. 「場所を調べる」をクリック
  9. 9. 「場所を検索」または地域を選択して変更する

iPhone・iPad、Androidの場合、上記の1が「トップメニューのプロフィールアイコンをクリック」に変わります。それ以外の操作は基本的に同じです。

より簡単に特定地域のトレンドを調べたい場合は、おすすめトレンドの右上に表示される「設定」をクリックすることで、上記の7「この場所のコンテンツを表示」が表示されます。

なお、トレンド表示に必要なツイート数を満たしていない場所では一覧に表示されないケースがあります。その場合、特定のトピックに関する地域トレンドを見るには高度な検索機能を使用しなければなりません。

過去のトレンドを調べる方法

X(旧Twitter)のトレンドは常に「現在」話題のトピックをピックアップしており、リアルタイム性重視の機能のため、X Corp.(旧Twitter社)側は今までのトレンド履歴を収集していないようです。そのため、公式な過去のトレンドデータは拾えません。

それでも「過去のトレンドを調べたい」という場合は、外部の有料アプリ・ツールを活用することで、ある程度まで期間を遡って検索できます。

X(旧Twitter)トレンドが非表示になるケース

世間で話題になっている事柄でもX(旧Twitter)トレンドに反映されないケースがあります。たとえば次のような内容です。

  • ● 暴力やテロ行為、攻撃的な嫌がらせ、ヘイト行為のようなX(旧Twitter)のルールに違反したもの
  • ● 冒涜的な言葉、成人向け、性的な内容への言及が含まれるもの
  • ● 重大な犯罪の被害者や未成年者のプライバシーを標的としているもの(私人の場合)

X Corp.(旧Twitter社)はトレンドによって健全な会話の促進を目指しているため、上記内容を含んでいる場合、表示の禁止や一時的な非表示になることがあります。

そもそも上記はX(旧Twitter)のルールに違反しているため、企業アカウントとしてツイートする場合は細心の注意が必要です。その他のX(旧Twitter)ルールに関しては、以下で確認してください。

出典:X(旧Twitter)ルール

X(旧Twitter)トレンドをビジネスに活用するポイント

X(旧Twitter)トレンドをビジネスに活用するポイントには以下があります。

  • ● トレンドキーワード予測を利用する
  • ● X(旧Twitter)キャンペーンを開催する
  • ● トレンド入りしたキーワードに便乗する
  • ● トレンドキーワードで呟いている人をフォローする
  • ● 新商品・サービスの開発につなげる
  • ● 自社アカウントにトレンドキーワードを入れる
  • ● トレンド入りを目指す

それぞれ解説していきます。

トレンドキーワード予測を利用する

トレンドキーワードの中には予測しやすいものがあります。たとえばクリスマス、お正月、バレンタインデー、ホワイトデー、母の日、父の日などのイベントに関連したキーワードです。クリスマスであればケーキやチキン、バレンタインデーはチョコレート、ホワイトデーはクッキーのような言葉がトレンド入りしやすいでしょう。

もし自社の商品・サービスがイベントと相性がよい場合、時期を狙ってツイートするとインプレッション数がアップするかもしれません。その結果、リプライやフォロワーが増える可能性もあります。

X(旧Twitter)キャンペーンを開催する

自主的にトレンドを生み出すタイプのX(旧Twitter)キャンペーンです。特に一定のフォロワーがいる場合に効果的です。

たとえば自社のメイン商品が生まれた日を「誕生日」と設定し、「#〇〇(商品名)の誕生日」と付けてリツイートしてくれたユーザーへのプレゼント企画はどうでしょうか。

キャンペーン前から定期的に告知しながら、魅力あるプレゼントを用意することにより、強力な拡散効果を得られる可能性があります。

キャンペーンの結果、キーワードがトレンド入りすれば、さらにリツイートが増えて商品を知ってもらえる機会が増えます。

トレンド入りしたキーワードに便乗する

すでにトレンド入りしているキーワードに便乗する方法です。ポイントは、自社のツイートと相性がよいトレンドの選択です。関連性が薄いトレンドを含めてツイートすると、ユーザーから「どのような会社なのかわからない」「露骨にトレンドを狙っている気がする」などと思われるリスクがあります。

逆にトレンドとツイート内容の相性がよい場合、ユーザーに好意的な印象を与えるだけでなく、フォローしてもらえる確率も上がります。

具体的には、その時々のトレンドキーワードをチェックしたうえで、「自社のツイートに自然に含められるものはないか」と考えるようにしてください。上手く取り入れることにより、インプレッション数の増加も期待できます。

トレンドキーワードで呟いている人をフォローする

X(旧Twitter)ユーザーは、共通要素がある相手に親近感を覚える傾向があります。

まずは、前述したように、自社と相性のよいトレンドを探してツイートしましょう。その後、同じトレンドを入れて呟いているユーザーに対して、いいねやリプライを付けることにより、自社をフォローしてもらいやすくなります。

ただし意図的に行うと逆効果になりかねないため、あくまでも自然に行うことが大切です。

新商品・サービスの開発につなげる

X(旧Twitter)のトレンドは前述のとおり膨大なデータに基づくアルゴリズムから選出されているため、世の中の関心や傾向、ニーズの把握に適しています。企業としても普段からトレンドに注目することにより、新商品・新サービスの企画開発に役立つでしょう。

また、仮に名古屋に本社がある企業の場合、位置情報で「日本 名古屋」と絞り込めば、拠点とするエリアの興味・関心を汲み取れます。他にも、地域として「アメリカ」を選択すれば、海外の最新のトレンドを追うことができます。

自社アカウントにトレンドキーワードを入れる

自社アカウントのツイートにトレンドワードを取り入れれば、閲覧数の向上が見込めるため、商品・サービスの認知拡大につながります。

特にハッシュタグキャンペーンの参加率アップや、自社商品に合うユーザーの絞り込みとアプローチ、コミュニケーションの活性化などに効果的です。

トレンド入りを目指す

自社が発信するワードがトレンド入りすれば話題性につながるため、商品・サービスの爆発的なヒットや、ブランドの認知拡大が期待できます。

計画的にトレンド入りを狙うには、過去のトレンドから傾向を把握するとよいでしょう。完全に新規のワードを予測するのは難しいものの、季節に関するトレンドであれば、「毎年〇月頃に流行しやすい」と予測できるため、タイミングを計りやすくなります。

他にも影響力のあるインフルエンサーとのタイアップコラボやイベントの実施が効果的です。

ただしX(旧Twitter)に表示されるトレンドだけでは、世の中で流行しているもの全てを追いかけることはできません。

『Quid Monitor(旧NetBase)』ならX(旧Twitter)の過去のデータも確認できる可能

トレンドをビジネスに活用することで新商品・サービスの開発につながります。自社アカウントのツイートにトレンドキーワードを入れたり、トレンド入りを目指す計画を立てたりすることがポイントです。

ソーシャルリスニングツールの『Netbase』は、X(旧Twitter)の過去のデータをも確認できるため、X(旧Twitter)での世の中のトレンドを調べることに活用できます。また、X(旧Twitter)に表示されるトレンド以外で、世の中の流行などのトレンドを追いかけることも可能です。

X(旧Twitter)のトレンドで把握できるのは一部のデータだけですが、『Quid Monitor(旧NetBase)』では指定したキーワードでの投稿数の推移や、これから盛り上がるトレンドの分析も可能です。自社のビジネスにX(旧Twitter)分析を活用したい方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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本記事の監修者

プロダクト本部 副本部長 山本 豊

山本 豊 プロダクト本部 副本部長

リクルートでキャリアを開始し、マクロミルに入社。マクロミルにて、リサーチ・データ事業の拡大に従事。その後、コロプラにて、リサーチ・データ関連の新規事業の立案・推進。複数のIT企業にてデータ関連事業に関わった後、2021年7月より現職。生成AIアプリ開発ツール「Dify」、ソーシャルリスニングツール「QUID」の拡大に従事。

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