SNSマーケコラム

X(旧Twitter)フォロワー数の推移を分析するには?活用ポイントやツールを紹介

X(旧Twitter)フォロワー数の推移を分析するには?活用ポイントやツールを紹介

X(旧Twitter)運用では、自社のフォロワー数の分析はもちろん、競合他社のフォロワー数の分析も大切です。フォロワー数が多いアカウントを分析して参考にすることにより、自社で活用するためのヒントを得られます。また、X(旧Twitter)のフォロワー数を分析するには、ツールの使用が効果的です。

本記事では、フォロワー数の推移を調べる方法やメリット、おすすめの分析ツールなどを解説します。X(旧Twitter)のフォロワー数の推移を活かすポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フォロワー数の推移を分析することが必要な理由

X(旧Twitter)を上手く運用するには、自社分析と競合分析という2つの観点が必要です。それぞれの理由について解説します。

自社のフォロワー数の分析はアカウント運用に役立つ

X(旧Twitter)の運用ではフォロワー数が重要です。フォロワーが増えれば増えるほど、ツイートを読んでもらえる機会が増え、リプライ、リツイート、引用リツイートの機会も増えるため拡散効果が期待できます。

自社のフォロワー数が右肩上がりに推移していれば、X(旧Twitter)運用は上手くいっていると判断できます。企業アカウントの場合、「X(旧Twitter)で成果が出ている」という社内報告もしやすいでしょう。

ただし「なぜフォロワーが増えているのか」の分析が大切です。今後のツイートに反映し、効率よくフォロワー数を伸ばすためにも、成功要因を調べてみる必要があります。フォロワー数が減っている場合は、「なぜ減ってしまったのか」をしっかり分析したうえで、運用方法を見直すことが重要です。

他社のフォロワー数の分析により競合の情報を得られる

競合他社のX(旧Twitter)アカウントを分析することにより、リアルタイムの投稿内容だけでなく、ブランディングや広告戦略などの情報を把握できます。競合他社がスムーズにフォロワーを増やしている場合、ツールで運用方法を調べることにより、自社に反映できる可能性が高いでしょう。

自社に欠けている要素を理解することは、競合他社との差別化やブランディングにも役立ちます。

X(旧Twitter)フォロワー数の推移やその他の必要な指標が分析できるツール6選

X(旧Twitter)運用では、フォロワー数の推移だけでなく、その他の指標を分析することが大切です。そこで、企業のX(旧Twitter)運用に活用できる分析ツールを6つ紹介します。

1.【Quid Compete(旧Rival IQ)】自社や競合他社のSNS分析・比較が簡単

『Quid Compete(旧Rival IQ)』は、自社のX(旧Twitter)アカウントを自動で取得分析できるのはもちろん、競合ブランドの公式アカウントも自動登録できるため、X(旧Twitter)のデータを競合アカウントと比較できます。また、X(旧Twitter)のエンゲージメントやフォロワー数の推移、投稿数などをダッシュボードで閲覧でき、定期レポートのメール配信が可能です。

主な特徴は以下です。

・X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・TikTok・YouTubeの公式アカウントのデータの自動取得が可能
・エンゲージメントやフォロワー数・投稿数の閲覧・エクスポートが可能
・公式X(旧Twitter)に付いたメンション・競合他社のエンゲージメントの分析ができる
・自社のエンゲージメントが高い投稿や他社のキャンペーンをアラートで通知
・ブランドからの投稿をタグ付けして分類できる

企業のホームページURLを入力するだけで公式アカウントのデータを自動取得できるため、誰でも簡単に効果的に、自社と競合他社の公式アカウントの比較分析ができます。

2.【X(旧Twitter)アナリティクス】無料で閲覧できる公式ツール

『X(旧Twitter)アナリティクス』はX(旧Twitter)が公式に提供している分析ツールです。自社アカウントの運用データを無料で閲覧できるというメリットがあります。

主な特徴は以下です。

・ X(旧Twitter)アカウントがあれば使用可能
・ 人気ツイートなど月ごとのX(旧Twitter)統計データが分かる
・ ツイートを見た回数やリツイート数、いいね数、返信数などのデータが分かる
・ X(旧Twitter)上の動画の保持率、再生率、再生完了率を分析できる

X(旧Twitter)ログイン後に左カラムの「もっと見る」を選択し、メニュー内から「Creator Studio」を選び、「アナリティクス」を選択することで使用できます。

3.【Keywordmap for SNS】成果を効率よく可視化

『Keywordmap for SNS』は成果を効率よく可視化して、定量的なSNS運用を実現するツールです。自社で活用することにより、最小の工数で最大の効果を得られるというメリットがあります。

主な特徴は以下です。

・フォロワー数の推移や目標進捗率のチェックが可能
・投稿時間の策定やキャンペーン設計などの施策立案に対応
・投稿の作成と管理、クリエイティブ作成に対応
・トレンドの把握やニーズの発見などの市場調査が可能

公式サイトから「トライアルフォーム」に申し込むことにより、7日間無料で使用できます。料金に関しては、問い合わせ後に最適な料金プランのシミュレーションが可能です。

4.【SocialDog】マーケティングに活用できる

『SocialDog』はX(旧Twitter)マーケティング専用のオールインワンツールです。運用、効率化、自動化、分析、アカウント管理に対応しています。自社で活用することにより、様々な課題を解決できるというメリットがあります。

主な特徴は以下です。

・フォロワー数の推移やフォロー継続率などを分析可
・エンゲージメント分析、ツイート曜日・時間帯別分析、メディア分析に対応
・ダッシュボード、レポート、分析可能期間といった重要指標をグラフ表示

無料プランがあり、有料プランに関しては7日間の無料トライアルがあります。

5.【twitraq】クチコミの反響を自動的に収集・分析

『twitraq』はフォロワー数の変化やクチコミを自動で収集し、分析する無料サービスです。自社で活用することにより、効率的にリサーチできるというメリットがあります。

主な特徴は以下です。

・キーワードやハッシュタグに関してユーザーのツイート数を分析
・都道府県分布を集計してレポーティング
・リプライやリツイートをログとして蓄積
・指定したユーザーアカウントの発言回数などを集計してグラフ化

公式サイトから「無料ユーザー登録」に申し込むことで使用できますが、Facebookのアカウントが必要です。

6.【Social Insight】時間帯分析も可能

『Social Insight』はX(旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTubeに対応しているSNS業務の分析・運用ツールです。導入することで「自社と競合アカウントを比較できる」などのメリットがあります

主な特徴は以下です。

・複数のSNSアカウントの予約投稿や承認フローの管理
・リツイートキャンペーンやハッシュタグキャンペーンなどの自動化
・リサーチしたキーワードのクチコミ分析
・自社や競合アカウントのSNS効果測定

公式サイトの「資料ダウンロードフォーム」から申し込むことで、詳細な情報を入手できます。

X(旧Twitter)フォロワー数の推移の分析を活かすポイント

X(旧Twitter)フォロワー数の推移分析を活用するポイントは以下です。

・増加したフォロワーの属性を分析する
・自社に適したツイート時間を分析する
・ユーザーがフォローする理由を分析する
・ベンチマークするアカウントを見定める
・エンゲージメント率やFF比率も分析する
・フォロワー数を増やすためにハッシュタグも分析する

それぞれ解説していきます。

増加したフォロワーの属性を分析する

フォロワーが増加したら、増加したフォロワーの属性や興味関心を分析し、プロフィールや投稿内容などを確認します。前述したツールを使用することで簡単に分析が可能です。分析後、投稿テーマに反映することで、ユーザーの需要に沿ったツイートができます。

また、フォロワー数の推移と成功事例の相関分析も大切です。Excelで管理する方法もありますが、ツールを活用することで分析やレポートの工数を削減できます。

自社に適したツイート時間を分析する

属性によっても異なりますが、X(旧Twitter)ユーザーの閲覧時間には一定の傾向が見られます。ツイートは即タイムラインに流れるため、自社のアカウントをフォローしているユーザーの閲覧時間を意識して投稿することにより、インプレッション数がアップします。

「何時に投稿したツイートでフォロワー数が伸びたのか」を分析すれば、フォロワーやフォロワー候補の閲覧時間に合わせやすくなります。そのためには実際にツイートを重ねながらPDCAを回し、適切な投稿時間を探り続けることが大切です。

ユーザーがフォローする理由を分析する

ユーザーがアカウントをフォローする理由を分析することも重要なポイントです。ユーザーがフォローする主な理由は以下が挙げられます。

・フォローバック
・キャンペーンの実施
・興味や関心ある有益な情報の発信

フォローバックとは、「相手が先にフォローしてくれたので自分もフォローを返す」というタイプのフォローです。一定のユーザーがフォローバックを行います。

キャンペーンの代表例は、フォローやリツイートを条件に特典を進呈したり、プレゼントを送付したりする抽選型です。魅力的なキャンペーンを企画して実施すれば、フォロワーが増える可能性があります。ユーザーが企業アカウントをフォローする際に一番多い理由といえるでしょう。

また、ユーザーの興味関心に沿った情報発信もフォローの理由となります。自社の商品・サービスをプロモーションするだけでなく、有益なノウハウ系ツイートを混ぜるのがポイントです。

ベンチマークするアカウントを見定める

競合他社の分析を行う際は、ベンチマークするアカウントを絞り込む必要があります。絞り込みのポイントは「着実にフォロワーを伸ばしているアカウントかどうか」です。フォロワーが伸びていなかったり、減り続けていたりするアカウントを分析しても参考になりません。

また、「競合他社のフォロワーと自社のターゲットが近いかどうか」という観点も大切です。ベンチマークするアカウントが、自社をフォローして欲しいユーザーからフォローされていなければ、運用目的の達成は困難といえます。

エンゲージメント率やFF比率も分析する

エンゲージメント率が高い投稿は、フォロワー以外のユーザーのタイムラインにも表示されやすくなります。エンゲージメント率とは、投稿に反応したユーザーの割合であり、「エンゲージメント数(反応して行動した回数)」を「インプレッション数(見られた数)」で割った数値です。

たとえば、300のインプレッション数(見られた数)に対して、ユーザーから150の「いいね(エンゲージメント数)」が付いたとします。この場合、150÷300×100でエンゲージメント率は50%となり、訴求力が高いツイートと判断できます。エンゲージメント率の高さはフォロワー獲得に直結しやすいので、分析時に考慮しましょう。

また、「フォロワー数÷フォロー数」で求めるFF比率も重要な指標です。フォロワー数1万でフォロー数5,000のFF比率は200%ですが、フォロワー数1万でフォロー数1万であれば、FF比率は100%に減少します。つまり、一見フォロワー数が多いアカウントでも、フォロー数が多ければ影響力が弱くなるケースがあるので注意してください。

フォロワー数を増やすためにハッシュタグも分析する

ハッシュタグとは、キーワードやトピックを分類するタグのことであり、 「#」を付けた投稿を指します。ハッシュタグによって、同一のキーワードのツイートをすぐに検索できたり、趣味関心が近いユーザー同士で共有できたりします。

自社に関連する分野のハッシュタグを投稿に入れることで、検索したユーザーの目に触れる機会が多くなるため、フォロワー数を増やすきっかけになるでしょう。

X(旧Twitter)の運用や課題解決にはQuid Compete(旧Rival IQ)の活用がおすすめ

X(旧Twitter)運用の効率を上げるには、自社と他社のフォロワー数の推移の分析が大切です。分析結果を活用するポイントとして、フォロワーの属性や自社に適したツイート時間、ユーザーがフォローする理由の分析などが挙げられます。

実際に分析を行うには、ツールの導入が重要です。『Quid Compete(旧Rival IQ)』はX(旧Twitter)・Instagram・Facebook・TikTok・YouTubeの公式アカウントのデータを自動で取得・分析できます。取得したデータを競合アカウントと比較することも可能です。誰でも簡単に効果的なX(旧Twitter)運用を行えます。SNS分析を自社のビジネスに活用したい方はお気軽にお問い合わせください。

本記事の監修者

プロダクト本部 副本部長 山本 豊

山本 豊 プロダクト本部 副本部長

リクルートでキャリアを開始し、マクロミルに入社。マクロミルにて、リサーチ・データ事業の拡大に従事。その後、コロプラにて、リサーチ・データ関連の新規事業の立案・推進。複数のIT企業にてデータ関連事業に関わった後、2021年7月より現職。生成AIアプリ開発ツール「Dify」、ソーシャルリスニングツール「QUID」の拡大に従事。

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