プロモ広告(プロモツイート) とはX(旧Twitter)のポスト(ツイート)を広告として使える機能です。通常のポストと見た目がほぼ変わらない形でタイムライン上に広告を出せます。 ユーザーに受け入れられやすいだけでなく、リプライやリポスト(リツイート)から高い拡散効果が期待できる点もメリットです。 本記事では、プロモ広告とは何か、メリット・デメリット、始め方を解説します。
Xに投稿するポスト自体に有料形式の広告を掲載できるため、ユーザーに対して違和感を与えずアプローチできます。
プロモ広告 では、通常のポストと同様にテキスト・画像・動画・URLを掲載でき、さらにポストした広告に対し、返信したり拡散したりすることも可能です。
なお、プロモ広告には、“プロモーション”と文字が表示されるため、通常のポストと区別できるようになっています。
なお、X広告は再編され、複数あった広告メニューは以下の5つに集約されました。
テキストや動画など、通常のポストと同様に使えるだけでなく、拡散も可能なため費用以上の広告効果も期待できます。
以前は「プロモツイート」という名称であったものの、現在ではプロモ広告と呼ばれています。
ユーザーの中でも興味を持ちそうで、なおかつ現在フォローしていないアカウントを表示するため、新規フォロワーを獲得しやすくなります。以前の名称は「プロモアカウント」です。
タイムラインテイクオーバーは、1日の最初の広告として、会話の一番上に表示されます。
それに対し、トレンドテイクオーバーはトレンドと連動した会話に対し、広告を表示します。
トレンド枠の最上部など、目立つ部分に広告が表示でき高い集客効果が期待できる仕組みです。
新製品の発表などの広告上重要な瞬間を世界に配信でき、ユーザーはリアルタイムで参加できます。
また、外部リンクの設置など、イベントページを合わせて作ることも可能です。
AmplifyプレロールとAmplifyスポンサーシップの二種類があり、前者はXと提携している配信パートナー、後者は指定した配信パートナーの動画のみに配信されます。
Webサイトへの遷移を促す場合は、ポスト(ツイート)本文にリンクを入れて配信をするのが一般的です。
それぞれの特徴を理解し、製品やサービスの魅力をアピールできるフォーマットを選びましょう。(※)
※参考:Xビジネス. 「広告クリエイティブの仕様」. https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/creative-ad-specifications.html (2023-08-17).
画像や動画がない分、シンプルで他のポストに馴染みやすくなります。
一方、文章のみで商品やサービスをアピールする必要があるため、ユーザーの目に留まる書き方や見せ方の工夫が必要です。
文字数は280文字以内、全て全角日本語の場合は140文字以内ですので、リンク分の文字分を考慮して本文を作成する必要があります。
画像に商品を掲載できるだけでなく、ブランドロゴや商品名、キャッチコピーなどを盛り込むことで視覚的にアピールできます。
ファイル形式はPNGとJPEGが推奨され、BMPとTIFFは使用できません。
また、GIF画像は静止画像として表示されます。ファイルサイズは最大5MBなど、細かな注意事項があるため確認しましょう。
画像よりも製品やサービスのストーリー性を伝えやすく、スポーツ用具のように躍動感をアピールした商品にも効果的です。
なお、動画広告はファイル形式MP4またはMOV、ファイルサイズ最大1GBまで(30MB未満推奨)、動画の長さ最長2分20秒(15秒以内推奨)など、細かなルールが多いため投稿前に確認しましょう。
画像広告と動画広告は、以下の4つの機能やリンクを追加した配信もできます。
画像や動画を組み合わせることで、複数の商品を紹介したり、漫画のように全体で一つのストーリーを伝えたりすることができます。
カルーセル広告では、一つの画像(または動画)に一つのリンク(Webサイトまたはアプリ)を設置できるため、誘導力も高くなります。
画像や動画広告と同様に、アスペクト比など投稿上の注意があります。
本来、一つのポストの上限文字数は280文字(日本語では140文字)であるものの、それぞれのポストを一つにまとめられるため、ストーリーをより伝えやすくなります。
モーメント広告はポストのまとめ機能となるため、やみくもに結びつけるのではなく、関連性のあるポスト同士をまとめることが大切です。
上記の中でも、ユーザー自身やフォロワーのポスト(ツイート)、おすすめポスト(おすすめツイート)が表示されるタイムライン上に掲載されるのが一般的です。
なお、プロモ広告を表示させる場所は、広告設定時に「プレースメント」という項目から設定可能です。
また、ターゲティングや効果測定がしやすく、広告効果を測定しながら改善が進められるでしょう。
また、ユーザーとのやり取りも可能です。 結果として、広告ではあるものの拒否感が生じづらいとされています。
また、URLはポスト(ツイート)本文に掲載するだけでなく、画像や動画からもサイトへの遷移が可能なため、一つのポストから複数の方法でアプローチできます。
共感できるなどユーザーから反響の高い広告は、コメントが伸びたり、リポストがされたりするため、より多くのユーザーの目に止まりやすくなります。
なお、拡散された広告には費用が生じません。
また、ポスト(ツイート)の表示自体は無料で、ユーザーが広告に対してクリックなどのアクションをしたときに費用が発生する仕組みです。
上記のように導入しやすい料金体系に加え、拡散による広告効果も期待できることから、コストパフォーマンスにも優れています。
例えば、年齢層・居住エリア・フォローしているアカウントの傾向など、細かく設定でき、関心が低い層を極力除外することができます。
フォロワーは見込み顧客や、企業・商品のファンにもなりやすく、結果的に売上の向上にもつながります。
例えば、同じ画像広告であっても、ポスト(ツイート)の本文を1回目と2回目で変更し反応を検証します。
比較の結果、より反応の大きい方に変更を繰り返すことで、プロモ広告の改善につながります。
また、他のSNSと異なり、流し見に使うユーザーが多い点も考慮しなければいけません。
そのため、ネガティブな内容とともに引用される可能性も考慮する必要があります。
誰でもリプライできるようにしていると、批判などが殺到する可能性もあります。
そのため、プロモ広告を配信する前に内容をよく確認するのはもちろん、リプライの制限機能を使うなどした自衛策も大切です。
企業の炎上について、以下記事でも詳しく説明しておりますので併せてご覧ください。
さらに、ユーザーにとって興味のない広告は、ポスト(ツイート)右上の矢印マークをタップすると非表示にできてしまいます。 上記のため、X 広告の効果を発揮するためには、適切なターゲティングが不可欠です。
そのため、ポスト本文や画像・動画など、一瞬でユーザーの興味を惹けるようにしないと、タイムライン上にあっても目に入らない恐れがあります。
また、アクションに対する費用は固定性ではなく、他社とのオークション形式で決まる点も特徴です。
そのため、どのような目的で広告を出稿するかにより、課金対象も変わります。
例えば、「購入検討」が目的の場合、以下のアクションが課金対象です。(※)
● 動画の再生数
● プレロール再生数
● アプリのインストール数
● Webサイト訪問数
● エンゲージメント数
● フォロワー数
※参考:Xビジネス. 「X(旧Twitter)広告キャンペーンの基本」. https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/campaigns-101.html, (2023-08-17).
需要の多いオーディエンスほど、落札に必要な価格は大きくなります。
※参考:Xビジネス. 「入札とオークションに関するよくある質問」. https://business.twitter.com/ja/help/troubleshooting/bidding-and-auctions-faqs.html, (2023-08-17).
「アカウント作成」ボタンをクリックし、指示に従いメールアドレスや電話番号などの必要事項を入力すれば、開設できます。
アカウント作成後は2~3週間程度運用した後でないとX広告は出稿できないため注意しましょう。
これらの目的により、課金対象となる行動(Webサイトのクリック数やフォロワー数など)が異なるため慎重に確認しましょう。
目的の選択が終わると、「キャンペーンの詳細」画面が表示されるため、キャンペーン名を入力します。
総予算と広告の終了日は、決まっている場合のみ入力します。
広告の終了日が決まっていないときは、「無期限に運用」にチェックを入れましょう。
予算をどのように使っていくかを決める項目のため、短期間で予算を使い集中して広告を出す、日別の予算を抑え長期間に渡り広告を出すなどの戦略を立てられます。
「端末」の設定は、特定のOSで利用できるアプリや、携帯電話会社の広告配信時に役立ちます。
追加するアカウントから、リストやデータをアップロードします。
通常のポストのように、テキストや画像・動画を掲載し、リプライやリポスト(リツイート)も可能なため、広告であってもユーザーの拒否感が少ない点がメリットです。
一方、拡散されれば高い広告効果を見込めますが、ターゲット設定が明確でないと思うような効果を得られないこともあります。
そのため、有効なプロモ広告活動を行うためには、ソーシャルリスニングツールを活用したマーケティングが必須です。
中でも、あらゆるジャンルからの情報を収集・分析し、ユーザーの動向を探ることに役立てるサービスが求められます。
TDSE株式会社が提供しているソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)は、キーワードだけでなく、ユーザーの興味関心や競合他社に対する発言なども収集でき、分析したデータを具体的なマーケティング施策に反映しやすいです。
また、X(旧Twitter)はもちろん、Instagram、Facebook、YouTubeの他、3億ドメイン以上のレビューデータやニュースサイトデータの分析が可能です。
これにより、セグメントの興味関心を詳細に分析できるため、効果的なプロモ広告(プロモツイート) の作成にも役立ちます。
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目次
プロモ広告(プロモツイート) はポスト(ツイート)に有料広告を掲載できる仕組みのこと
プロモ広告(プロモツイート) とは、5種類あるX(旧Twitter)広告の内の一つで、ポスト(ツイート)を広告に使う方法のことです。Xに投稿するポスト自体に有料形式の広告を掲載できるため、ユーザーに対して違和感を与えずアプローチできます。
プロモ広告 では、通常のポストと同様にテキスト・画像・動画・URLを掲載でき、さらにポストした広告に対し、返信したり拡散したりすることも可能です。
なお、プロモ広告には、“プロモーション”と文字が表示されるため、通常のポストと区別できるようになっています。
X(旧Twitter)広告の種類
X(旧Twitter)広告には、プロモ広告(プロモツイート) 以外にもいくつか種類があります。なお、X広告は再編され、複数あった広告メニューは以下の5つに集約されました。
- プロモ広告
- フォロワー獲得広告
- Xテイクオーバー
- Xライブ
- X Amplify
1. プロモ広告
ポスト(ツイート)を広告として使う方法です。テキストや動画など、通常のポストと同様に使えるだけでなく、拡散も可能なため費用以上の広告効果も期待できます。
以前は「プロモツイート」という名称であったものの、現在ではプロモ広告と呼ばれています。
2. フォロワー獲得広告
フォロワーの獲得を目的とした広告で、フォローボタンが表示される点が特徴です。ユーザーの中でも興味を持ちそうで、なおかつ現在フォローしていないアカウントを表示するため、新規フォロワーを獲得しやすくなります。以前の名称は「プロモアカウント」です。
3. X(旧Twitter)テイクオーバー
X(旧Twitter)テイクオーバーは、タイムラインテイクオーバーとトレンドテイクオーバーの2つの種類があります。タイムラインテイクオーバーは、1日の最初の広告として、会話の一番上に表示されます。
それに対し、トレンドテイクオーバーはトレンドと連動した会話に対し、広告を表示します。
トレンド枠の最上部など、目立つ部分に広告が表示でき高い集客効果が期待できる仕組みです。
4. X(旧Twitter)ライブ
X(旧Twitter)ライブは、ライブ配信を広告として利用できる仕組みです。新製品の発表などの広告上重要な瞬間を世界に配信でき、ユーザーはリアルタイムで参加できます。
また、外部リンクの設置など、イベントページを合わせて作ることも可能です。
5. X(旧Twitter) Amplify
X(旧Twitter) Amplifyは動画広告で、X上に投稿された動画の再生前(または後)に表示されます。AmplifyプレロールとAmplifyスポンサーシップの二種類があり、前者はXと提携している配信パートナー、後者は指定した配信パートナーの動画のみに配信されます。
プロモ広告(プロモツイート) の種類
X(旧Twitter)広告のプロモ広告(プロモツイート) の種類は、以下の5つです。Webサイトへの遷移を促す場合は、ポスト(ツイート)本文にリンクを入れて配信をするのが一般的です。
それぞれの特徴を理解し、製品やサービスの魅力をアピールできるフォーマットを選びましょう。(※)
- テキスト広告
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- モーメント広告
※参考:Xビジネス. 「広告クリエイティブの仕様」. https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/creative-ad-specifications.html (2023-08-17).
1. テキスト広告
テキスト広告は、一般的なポスト(ツイート)と同じ要素を備えたテキストタイプの広告です。画像や動画がない分、シンプルで他のポストに馴染みやすくなります。
一方、文章のみで商品やサービスをアピールする必要があるため、ユーザーの目に留まる書き方や見せ方の工夫が必要です。
文字数は280文字以内、全て全角日本語の場合は140文字以内ですので、リンク分の文字分を考慮して本文を作成する必要があります。
2. 画像広告
画像広告は、ポスト(ツイート)本文と1枚の画像を組み合わせて商品やサービスを紹介する広告です。画像に商品を掲載できるだけでなく、ブランドロゴや商品名、キャッチコピーなどを盛り込むことで視覚的にアピールできます。
ファイル形式はPNGとJPEGが推奨され、BMPとTIFFは使用できません。
また、GIF画像は静止画像として表示されます。ファイルサイズは最大5MBなど、細かな注意事項があるため確認しましょう。
3. 動画広告
動画広告は、ポスト(ツイート)本文と動画を組み合わせた広告です。画像よりも製品やサービスのストーリー性を伝えやすく、スポーツ用具のように躍動感をアピールした商品にも効果的です。
なお、動画広告はファイル形式MP4またはMOV、ファイルサイズ最大1GBまで(30MB未満推奨)、動画の長さ最長2分20秒(15秒以内推奨)など、細かなルールが多いため投稿前に確認しましょう。
画像広告と動画広告は、以下の4つの機能やリンクを追加した配信もできます。
- アプリボタン付き
- カンバセーションボタン付き
- 投票付き
- Webサイトボタン付き
4. カルーセル広告
カルーセル広告とは、ポスト(ツイート)本文と横スワイプで表示できる2~6枚の画像(または動画)を組み合わせられる広告です。画像や動画を組み合わせることで、複数の商品を紹介したり、漫画のように全体で一つのストーリーを伝えたりすることができます。
カルーセル広告では、一つの画像(または動画)に一つのリンク(Webサイトまたはアプリ)を設置できるため、誘導力も高くなります。
画像や動画広告と同様に、アスペクト比など投稿上の注意があります。
5. モーメント広告
モーメント広告は複数のポスト(ツイート)をまとめられる広告機能です。本来、一つのポストの上限文字数は280文字(日本語では140文字)であるものの、それぞれのポストを一つにまとめられるため、ストーリーをより伝えやすくなります。
モーメント広告はポストのまとめ機能となるため、やみくもに結びつけるのではなく、関連性のあるポスト同士をまとめることが大切です。
プロモ広告(プロモツイート) が表示される場所
プロモ広告(プロモツイート) は以下のようにさまざまな場所に表示されます。- X(旧Twitter)検索結果ページの上部
- トレンドテイクオーバーの検索結果
- タイムライン
- アカウントのプロフィール
- 公式Xクライアント
上記の中でも、ユーザー自身やフォロワーのポスト(ツイート)、おすすめポスト(おすすめツイート)が表示されるタイムライン上に掲載されるのが一般的です。
なお、プロモ広告を表示させる場所は、広告設定時に「プレースメント」という項目から設定可能です。
プロモ広告(プロモツイート) のメリット・特徴
プロモ広告(プロモツイート) は通常のポスト(ツイート)と同じ見た目のため、ユーザーに受け入れられやすく、見込み顧客の獲得にもつながりやすくなります。また、ターゲティングや効果測定がしやすく、広告効果を測定しながら改善が進められるでしょう。
ユーザーに受け入れられやすい
プロモ広告(プロモツイート) は見た目が通常のポスト(ツイート)と変わらず、タイムラインや検索画面に掲載されるため、自然な形でユーザーに届きやすくなります。また、ユーザーとのやり取りも可能です。 結果として、広告ではあるものの拒否感が生じづらいとされています。
画像や動画など広告の種類が多い
テキスト・画像・動画など、組み合わせの幅が広く、商品に適した訴求方法を選択できる点もメリットです。また、URLはポスト(ツイート)本文に掲載するだけでなく、画像や動画からもサイトへの遷移が可能なため、一つのポストから複数の方法でアプローチできます。
広告の二次的な拡散が期待できる
X(旧Twitter)の特徴であるリポスト(リツイート)ができる点もプロモ広告(プロモツイート) のメリットです。共感できるなどユーザーから反響の高い広告は、コメントが伸びたり、リポストがされたりするため、より多くのユーザーの目に止まりやすくなります。
なお、拡散された広告には費用が生じません。
低予算で始められる
プロモ広告(プロモツイート) にはさまざまな課金方法があるものの、全て自分で予算を設定できます。また、ポスト(ツイート)の表示自体は無料で、ユーザーが広告に対してクリックなどのアクションをしたときに費用が発生する仕組みです。
上記のように導入しやすい料金体系に加え、拡散による広告効果も期待できることから、コストパフォーマンスにも優れています。
ターゲティングがしやすい
プロモ広告(プロモツイート) は、その広告に関心のありそうなターゲット層に絞って配信ができます。例えば、年齢層・居住エリア・フォローしているアカウントの傾向など、細かく設定でき、関心が低い層を極力除外することができます。
見込み顧客の獲得につながる
X(旧Twitter)は多くのユーザーが利用しており、企業アカウントやプロモ広告(プロモツイート) に共感を得られれば、フォロワーを獲得しやすくなります。フォロワーは見込み顧客や、企業・商品のファンにもなりやすく、結果的に売上の向上にもつながります。
効果測定がしやすい
プロモ広告(プロモツイート) は特定の要素を変更し、ユーザーの反応を確かめるA/Bテストが可能です。例えば、同じ画像広告であっても、ポスト(ツイート)の本文を1回目と2回目で変更し反応を検証します。
比較の結果、より反応の大きい方に変更を繰り返すことで、プロモ広告の改善につながります。
プロモ広告(プロモツイート) のデメリット・注意点
X(旧Twitter)は拡散力が高いことが広告上も有利に働くものの、その分、ネガティブな内容も一瞬で拡散する点に注意が必要です。また、他のSNSと異なり、流し見に使うユーザーが多い点も考慮しなければいけません。
引用リポスト(リツイート)されると削除できない
プロモ広告(プロモツイート) 自体は投稿後に削除が可能ではあるものの、ユーザーに引用されてリポスト(リツイート)された場合、削除できません。そのため、ネガティブな内容とともに引用される可能性も考慮する必要があります。
広告内容によっては炎上する恐れがある
広告内容や表現が不適切であった場合、引用リポスト(引用リツイート)で瞬く間に拡散し、炎上する可能性も十分に考慮しましょう。誰でもリプライできるようにしていると、批判などが殺到する可能性もあります。
そのため、プロモ広告を配信する前に内容をよく確認するのはもちろん、リプライの制限機能を使うなどした自衛策も大切です。
企業の炎上について、以下記事でも詳しく説明しておりますので併せてご覧ください。
興味のない広告は非表示にされる
X(旧Twitter)はユーザーの利便性を優先し、各ユーザーに1日に表示されるプロモ広告(プロモツイート) の数も制限しています。さらに、ユーザーにとって興味のない広告は、ポスト(ツイート)右上の矢印マークをタップすると非表示にできてしまいます。 上記のため、X 広告の効果を発揮するためには、適切なターゲティングが不可欠です。
他のSNSと比べて流し読みされる可能性がある
数あるSNSの中でも、X(旧Twitter)は情報収集のために利用するユーザーが多く、ポスト(ツイート)は流し読みされることも多いです。そのため、ポスト本文や画像・動画など、一瞬でユーザーの興味を惹けるようにしないと、タイムライン上にあっても目に入らない恐れがあります。
プロモ広告(プロモツイート) の課金方式・料金体系
プロモ広告(プロモツイート) では、ユーザーが動画を再生したりアプリをクリックしたりした回数など、特定のアクションに対して費用が発生します。また、アクションに対する費用は固定性ではなく、他社とのオークション形式で決まる点も特徴です。
費用が発生するタイミング
プロモ広告(プロモツイート) では、課金対象となるユーザーのアクションが決まっています。そのため、どのような目的で広告を出稿するかにより、課金対象も変わります。
例えば、「購入検討」が目的の場合、以下のアクションが課金対象です。(※)
● 動画の再生数
● プレロール再生数
● アプリのインストール数
● Webサイト訪問数
● エンゲージメント数
● フォロワー数
※参考:Xビジネス. 「X(旧Twitter)広告キャンペーンの基本」. https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/campaigns-101.html, (2023-08-17).
料金はオークションで決まる
プロモ広告(プロモツイート)を見たユーザーが特定のアクション(プロモ広告をクリックしたり動画を再生したりなど)を起こすと、以下の要素で価格が決定します。- ターゲティングしているオーディエンスのサイズ
- 同じオーディエンスをターゲティングしている他の広告主の数
- 広告の魅力
- 入札額
需要の多いオーディエンスほど、落札に必要な価格は大きくなります。
入札方法
プロモ広告(プロモツイート) を含むX(旧Twitter)広告の入札方法は、以下の3つです。この中から選んで、入札します。
入札方法 |
概要 |
自動入札 |
設定した予算内で、最大限の効果が得られるよう入札額を自動で調節する方法 |
上限入札単価 |
請求可能なアクションごとに、上限価格を設定し入札する方法 上限を超えて落札されることはない |
目標入札単価 |
請求可能なアクションごとに支払える金額(目標額)を設定する 1日の終わりには目標額に収まるように入札額が最適化される方法 |
※参考:Xビジネス. 「入札とオークションに関するよくある質問」. https://business.twitter.com/ja/help/troubleshooting/bidding-and-auctions-faqs.html, (2023-08-17).
プロモ広告(プロモツイート) の始め方・手順
プロモ広告(プロモツイート) は、以下の6つの手順で始められます。それぞれ解説します。- X(旧Twitter)アカウントを開設する
- 広告アカウントを設定する
- キャンペーン内容を決定する
- ターゲット層を設定する
- クリエイティブ(広告)を設定する
1. X(旧Twitter)アカウントを開設する
X(旧Twitter)アカウントがない場合は、公式サイトからアカウントを作成しましょう。「アカウント作成」ボタンをクリックし、指示に従いメールアドレスや電話番号などの必要事項を入力すれば、開設できます。
アカウント作成後は2~3週間程度運用した後でないとX広告は出稿できないため注意しましょう。
2. 広告アカウントを設定する
X(旧Twitter)広告ページにアクセスし、「目的の選択」から広告の目的(ブランド認知の向上・購入検討・コンバージョン)を選択します。これらの目的により、課金対象となる行動(Webサイトのクリック数やフォロワー数など)が異なるため慎重に確認しましょう。
目的の選択が終わると、「キャンペーンの詳細」画面が表示されるため、キャンペーン名を入力します。
3. キャンペーン内容を決定する
キャンペーン内容の決定では以下の要素を決定します。- 予算とスケジュール
- 配信の目標・入札戦略
予算とスケジュール
「予算とスケジュール」では、日別予算と広告の開始日を設定します。総予算と広告の終了日は、決まっている場合のみ入力します。
広告の終了日が決まっていないときは、「無期限に運用」にチェックを入れましょう。
配信・入札戦略
「配信」では、広告配信で達成したい目標や、入札の方法、1ユーザー当たりの広告表示回数、日別の予算の使い方を設定しましょう。予算をどのように使っていくかを決める項目のため、短期間で予算を使い集中して広告を出す、日別の予算を抑え長期間に渡り広告を出すなどの戦略を立てられます。
4. ターゲット層を設定する
ターゲット層は以下の4項目です。この中から詳細を設定します。- オーディエンスの特性
- 端末
- カスタムオーディエンス
- ターゲティング機能
オーディエンスの特性
「オーディエンスの特性」では、性別・年齢・場所(国・地域)・言語の4項目から、ターゲットを設定します。端末
「端末」では、OSの種類、端末モデル、端末会社の他、指定した期間に端末を購入した層をターゲットとする事も可能です。「端末」の設定は、特定のOSで利用できるアプリや、携帯電話会社の広告配信時に役立ちます。
カスタムオーディエンス
「カスタムオーディエンス」では、メールアドレスなどの顧客リストやWebサイトの行動履歴などを追加することが可能です。追加するアカウントから、リストやデータをアップロードします。
ターゲティング機能
ターゲティング機能では、以下の分類からプロモ広告(プロモツイート) を配信するユーザーをより詳細に決定します。- キーワード:検索またはポスト(ツイート)した言葉を指定する
- フォロワーが似ているアカウント:アカウントを指定しそのフォロワーと似た層をターゲットにする
- 興味関心:ポスト内容などから興味・関心を判断する
- 映画とTV番組:特定のテレビや映画を指定し、視聴したユーザーにリーチする
- イベント:特定のイベントに反応したユーザーにリーチする
- 会話トピック:単語を指定しその内容を含むポストなどをしたユーザーにリーチする
5. クリエイティブ(広告)を設定する
プロモ広告(プロモツイート) の設定では、以下の2つの方法が可能になっています。- 既存のポスト(ツイート)を使う
- 新しく設定する
既存のポスト(ツイート)を使う
既存のポスト(ツイート)をプロモ広告(プロモツイート) に変更する方法です。「クリエイティブ」から広告にしたいポストを探し、左側のチェックボックスにチェックを入れれば完了です。新しく設定する
「クリエイティブ」から「ポスト(ツイート)の作成」ボタンをクリックし、内容に沿ってプロモ広告(プロモツイート) を作成します。プロモ広告(プロモツイート) はQuid Monitor(旧NetBase)を使って広告効果を高めよう
プロモ広告(プロモツイート) とは、ポスト(ツイート)を広告として使える機能のことです。通常のポストのように、テキストや画像・動画を掲載し、リプライやリポスト(リツイート)も可能なため、広告であってもユーザーの拒否感が少ない点がメリットです。
一方、拡散されれば高い広告効果を見込めますが、ターゲット設定が明確でないと思うような効果を得られないこともあります。
そのため、有効なプロモ広告活動を行うためには、ソーシャルリスニングツールを活用したマーケティングが必須です。
中でも、あらゆるジャンルからの情報を収集・分析し、ユーザーの動向を探ることに役立てるサービスが求められます。
TDSE株式会社が提供しているソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)は、キーワードだけでなく、ユーザーの興味関心や競合他社に対する発言なども収集でき、分析したデータを具体的なマーケティング施策に反映しやすいです。
また、X(旧Twitter)はもちろん、Instagram、Facebook、YouTubeの他、3億ドメイン以上のレビューデータやニュースサイトデータの分析が可能です。
これにより、セグメントの興味関心を詳細に分析できるため、効果的なプロモ広告(プロモツイート) の作成にも役立ちます。
SNS広告をより効果的に進めたいご担当者様は、以下よりお気軽にご相談ください。
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