こんにちは、SNS分析ツール「クイッドモニター」のメディア運営チームです。
Xアカウントを運用しているものの、「投稿しても伸びない」「おすすめに載らない」と悩んでいる企業は少なくないでしょう。Xアカウントを伸ばすためには、アルゴリズムを攻略することが大切です。
本記事では、最新動向を踏まえたXアルゴリズムの評価指標や、今日から実践できる改善ポイントを分かりやすく解説します。
目次

X(旧Twitter)の新アルゴリズムのオープンソース化
2026年1月、Xは新しいアルゴリズムをオープンソースとして公開しました。これにより、「Xのアルゴリズムが何を評価基準としているのか」を把握しやすくなりました。特に、注目されているのは、AIが投稿ごとの反応確率を予測し、点数をつけて並び替えている点です。つまり、感覚ではなくデータで表示順位が決まる時代に突入したことを意味します。
X(旧Twitter)のアルゴリズムの構造
Xのおすすめ表示は、以下のような段階を経て決定されます。この流れを理解することが、アルゴリズム攻略の第一歩です。候補選定
最初のステップは、「候補選定」です。AIは、フォロー中の投稿と、フォロー外の投稿を組み合わせながら、およそ数千件の候補を抽出します。このとき参考にされる情報が、ユーザーの過去の行動履歴です。例えば、AI関連の投稿に多く反応している人には、AIジャンルのポストが候補に入りやすくなります。スコアリング&ランキング
次のステップは、それぞれのポストに点数がつけられる「スコアリング」と「ランキング」です。AIは「いいねされる確率」「リプライされる確率」「リポストされる確率」などを予測し、総合的なスコアを算出します。特に近年は、リプライの価値が高いとされ、会話が生まれるポストほど上位に並びやすい傾向があります。
ミキシング&フィルタリング
最後のステップは、「ミキシング」と「フィルタリング」です。スコアが高いポストが、そのまま全員に表示されるわけではありません。ミキシングでは、フォロー中の投稿や広告、話題の投稿などを適度に混ぜ、タイムラインの偏りを防ぎます。またフィルタリングでは、ブロック対象やスパム、過激な内容が除外されます。Xはポストの拡散力だけでなく、安全性や快適さも重視しているといえるでしょう。
X(旧Twitter)のアルゴリズムが評価する指標
Xのアルゴリズムは、以下のような要素を評価指標としています。エンゲージメント率
エンゲージメント率とは、投稿したポストに対して、いいねやリプライなどの反応を起こしたユーザーの割合のことです。単純に「いいねやリプライが多いか」ではなく、「表示された回数に対してどれだけ反応があったか」が重要です。特に、リプライやリポストは強いシグナルと考えられています。メディア(画像・動画)の有無
画像や動画があるポストは、テキストのみよりもスクロールを止めやすく、滞在時間が伸びやすい傾向があります。Xのアルゴリズムは「ポストがどれだけ長く見られたか」を重視するため、図解や短い動画は評価向上に有効です。ただし、投稿内容と無関係なメディアを添付しても意味はありません。あくまで投稿価値を補強する目的で、画像や動画を活用しましょう。
滞在時間
滞在時間とは、ユーザーがポストをどれだけ長く見ていたかを示す指標です。Xのアルゴリズムでは、滞在時間が特に重要視されており、スクロールを止めて読み込まれたポストほど評価が高まります。例えば、冒頭で結論を示し、続きを読みたくなる構成にすると滞在時間が伸びやすくなります。長文スレッドや、図解付き投稿も有効です。
有料課金の有無
X Premiumに加入しているアカウントは、表示面で優遇されるケースがあります。例えばX公式ヘルプセンターでは、X Premium加入者のリプライが会話スレッド内で優先的に表示されると明示されています。ただし、有料課金をしたらそれだけでアカウントが伸びるわけではなく、質の高い情報発信が前提です。
※参考:Xプレミアムについて|X ヘルプセンター
トピックへの関連性
「その投稿がどのジャンルに属するのか」が明確かどうかも重要です。Xのアルゴリズムは、投稿内容やプロフィール情報からアカウントの専門分野を学習し、同じ興味を持つユーザーに表示します。テーマが毎回変わると、AIが分類できず表示機会が減ります。発信ジャンルを絞り、一貫性を保つことが評価向上の近道です。X(旧Twitter)のアルゴリズムを攻略する方法
ここからは、Xのアルゴリズムを攻略する具体的な方法を解説します。ポスト単体でバズらせようとせず、文脈を重視する
1つのポストだけで「バズ」を狙うことはおすすめできません。Xのアルゴリズムはポスト単体ではなく、「これまでどのような発信を続けてきたか」という文脈を重視しています。トレンドの話題へ便乗しても、過去の投稿との一貫性がなければ、評価につながりにくくなります。自社アカウントの専門性を明確にし、日々の投稿を同じテーマで積み重ねて、文脈を整えることが重要です。
ユーザーが反応しやすいポストを心がける
Xのアルゴリズムでは、ユーザーの反応量が表示拡大のきっかけになります。単なる情報発信ではなく、「ユーザーが参加しやすい形」を意識するとよいでしょう。例えば、ポストにユーザーへの問いかけを入れる、選択肢を示す、体験談を促すなどの工夫をすると、反応を獲得しやすくなります。さらに、チェックリストや比較形式にすると、保存やリポストなどの反応を促しやすいでしょう。
ネガティブな行動を促すポストは避ける
Xでは、いいねやリポストだけでなく、ミュートやブロック、通報といったネガティブな反応も評価に影響します。攻撃的な言い回しや強すぎる煽りは、一時的に注目を集めたとしても、長期的な評価にはつながりません。ユーザーの対立を助長するような内容よりも、解決策や前向きな提案を示す発信を心がけ、「安心して読める投稿」を積み重ねましょう。
本文に外部サイトへのリンクを挿入しない
Xでは、投稿内に外部サイトのリンクを直接貼ると、表示が伸びにくくなる傾向があります。なぜなら、リンクを経由してユーザーが外部サイトへ移動すると、ポストの滞在時間が減るためです。Xは、できるだけユーザーにアプリ内にとどまってもらいたいと考えています。そのため、外部リンクを載せる場合は、ある程度の工夫が必要です。
例えば、本文で内容を完結させ、詳しい情報はリプライ欄に掲載するといった方法が考えられます。また、要点をスレッドで解説し、最後にリンクを添える形も有効です。投稿単体で情報を伝えることを意識し、リンクはあくまで補足として活用しましょう。
一日1回以上投稿する
Xのアルゴリズムは、アカウントの「活動頻度」も評価対象としています。投稿が数日止まると、非アクティブと判断され、表示優先度が下がりやすくなるので注意が必要です。毎日1回でも、継続的に発信を続けると、「継続して価値を提供しているアカウント」と認識されやすくなります。ただし、ただ頻度を確保することだけを目的としてはなりません。投稿頻度が高くても、内容が薄いとかえって逆効果になります。
ポストの質を保ちながら、安定して投稿することが大切です。短文でも問題ないので、テーマを絞り、読者に役立つ情報を届け続けましょう。
ユーザーが多い時間帯に投稿する
Xでは、投稿直後の反応がアルゴリズムの初期評価に大きく影響します。初速がつくとアルゴリズムに「注目されている投稿」と判断され、表示範囲が広がる可能性が高まります。そのため、ポストを伸ばすためには、ユーザーが多く利用している時間帯に投稿することが重要です。
一般的には、平日の朝7〜9時、昼休みの12時前後、夜20〜22時がユーザーがアクティブになりやすい時間とされています。この時間帯に投稿すると、いいねやリプライが早く集まりやすくなるでしょう。自分のフォロワーが最も反応する時間を分析することも大切です。
X(旧Twitter)のアルゴリズムに関する注意点
Xのアルゴリズムの攻略に取り組む場合は、以下の3点に注意が必要です。アルゴリズムの完全攻略は不可能
Xのアルゴリズムはオープンソース化されていますが、だからといって必ず「バズ」を狙えるわけではありません。基本的な評価の仕組みを理解できても、学習データや内部パラメーターなどは非公開とされているため、アルゴリズムの完全攻略は不可能といえます。また、Xのアルゴリズムは定期的に更新されます。一度通用した方法が、翌月も有効とは限りません。最新情報を確認しながら、柔軟に対応することが大切です。
伸びるポストの「正解」は1つではない
アルゴリズムに評価されやすいポストにはいくつかの共通点がありますが、「必ず伸びる型」は存在しません。ポストに対するユーザーの反応は、フォロワー層やジャンルによっても変わります。ノウハウが刺さる場合もあれば、体験談が広がることもあるでしょう。
他人の成功例をそのまま使うことではなく、自分のアカウントで試し、反応を比較することが重要です。複数の型を検証し、改善を重ねましょう。
小手先のテクニックよりも積み重ねが大切
Xのアルゴリズムを攻略するためには、小手先のテクニックよりも、日々の積み重ねが重要です。投稿時間やハッシュタグの工夫だけでは、長期的な成長は続きません。テーマを絞り、継続して発信し、丁寧にリプライを返すという基本を続けることで、アカウントの信頼性を高めましょう。安定した運用が、アカウントが伸びる土台になります。
まとめ
Xのアルゴリズムの評価軸は、エンゲージメントや滞在時間などにあります。ただし、X運用で本当に大切なことは、アルゴリズムの攻略そのものではなく、ユーザーへの価値提供です。ユーザーの心が動くようなポストを意識すれば、結果的にアカウントが伸びる可能性が高まります。アルゴリズムの評価指標を理解しつつ、ユーザーに有益な情報を発信し続けましょう。X運用に取り組むなら、ぜひ「Quid Monitor」もお役立てください。Quid Monitorは、SNSやブログ、ニュースサイトなどからリアルタイムでデータを収集できる分析ツールです。Xに関しては、全量データを2006年まで遡って分析可能となっています。
また、対話型AIとチャットでやりとりをするだけで、データの分析結果を取得できる点もポイントです。導入後のサポートも充実しているので、まずはお気軽にご相談ください。