SNSマーケコラム

ソーシャルビッグデータによるトレンド分析と画像解析

ソーシャルビッグデータによるトレンド分析と画像解析

ソーシャルメディア(SNS)の普及により、日々膨大な消費者の声がSNS上に投稿されています。日々進化する双方向のネットワーク上に集まるビッグデータをリアルタイムに分析し、ビジネスに活かす企業が増えてきました。
消費者の生の声をマーケティングに活かすことができるソーシャルビッグデータの活用は今後の企業の成長に欠かせないものとなるでしょう。
ここではソーシャルビッグデータのマーケティング活用についてご紹介します。

ソーシャルビッグデータ活用のメリット

ソーシャルビッグデータはSNSに投稿されているデータを収集するため、企業で所有しているデータがなくてもデータ分析が行えるというメリットがあります。
TwittreやInstagram、Youtube、ブログといったさまざまなSNSから調査対象のデータを収集することができます。
また、情報漏洩や個人情報データの取り扱いが厳格となっている昨今においては、情報漏洩リスクの対策にかかるコストも軽視できません。
情報漏洩のリスクが非常に低いこともソーシャル上のデータを活用するメリットとしてあげられます。
弊社の提供するソーシャルリスニングツール「Quid Monitor(旧NetBase)」では、最大過去51ヶ月分のデータを収集することができるので、市場を長期的にモニタリングすることができます。
また、トレンドの増減やそれに対するネガティブ/ポジティブの感情の変化も分析することができます。

定量推移

Quid Monitor(旧NetBase)の分析レポート例「定量推移」

消費者の動向・トレンドを可視化

訪日観光客、とりわけ中国からの観光客の興味が「モノ消費」から「コト消費」に変わったことも、ソーシャルビッグデータから発見することができます。
これまで訪日観光客のSNSに投稿される内容や場所は彼らが購入した商品や販売店が多く集まる都市部に集中していました。ところが、トレンドの変化とともに体験したことに関する投稿が増加してきたのです。
また投稿される地域も分散化され、日本ではあまり知られていないような観光地からの投稿が増加するなど、訪日観光客の動向の変化を見ることができます。
このようなトレンドや消費者の動向の変化にいち早く気付けることがソーシャルビッグデータのメリットです。
ソーシャルビッグデータから消費者の行動を予測したり、いち早く変化に気付きニーズに合わせたビジネスを展開することは企業規模に関わらず重要度を増しています。

また、SNS上の消費者の声を長期的に分析することで現在のヒット商品が継続的、あるいは一時的なトレンドかといった市場推移をロングレンジで予測することができます。例えば、10代〜20代の女性の爆発的人気を集めるスイーツに関する投稿内容を過去数年間にわたって解析したとしましょう。
ユーザー投稿が長期にわたり徐々に増加していて内容も好意的であれば、今後も増加する可能性が高いという予測が立てられます。

カンバーセーション

Quid Monitor(旧NetBase)の分析レポート例「カンバーセーション」

SNSに投稿される画像の解析

昨今のSNSではコミュニケーションの主流がテキストから画像になりつつあります。それに伴い、SNS分析における画像解析の重要性も増しています。
ソーシャルビッグデータの画像解析では、商品が写り込んだ写真を解析しロケーションを割り出すことで、その商品の利用シーンを可視化できます。
例えば、清涼飲料水の場合を考えてみましょう。
室内や家具などと写っている写真が多ければ「家の中で飲む人が多い」という判断になりますし、屋外での写真が多ければ「屋外で好んで飲まれている」といった判断ができます。
さらにスポーツウェアを着ている人の写真が多ければ「スポーツをするときに飲まれていることが多い」など、細かく画像を解析していくことで実際の利用シーンを明確にすることができます。
大量のソーシャルビッグデータから画像を解析すれば、利用シーンの傾向を明らかにすることができます。
そういった分析データを活かして商品の販促クリエイティブやプロモーション時期を改善させていけば利益の増加に繋がります。

また、広告効果測定にも画像解析を活用することができます。

ImageAnalysis

Quid Monitor(旧NetBase)の分析レポート例「ImageAnalysis」

例えば、野球場の広告看板がどの程度消費者の目に触れているかをSNSに投稿されている写真の画像解析から明らかにすることができます。
企業のロゴや広告など特定の画像を学習させることで、それらに関連する投稿を抽出します。それにより広告の露出度が期待通りとなっているか効果を検証したり、より露出度の高い場所への広告を検討することが可能になります。
また広告が画像に映り込み、SNS上に投稿されることで球場に訪れていない消費者にどの程度拡散されているかという効果を測定することもできます。

ソーシャルリスニングツール「Quid Monitor(旧NetBase)」

このようにソーシャルビッグデータは、今後のマーケティングにおける意思決定に大きな影響を与える存在となることが予想されます。日々生み出される膨大な投稿データを収集しビジネスに意味をもたらす分析を行うためには、精度の高いソーシャルリスニングツールが欠かせません。

Quid Monitor(旧NetBase)

弊社が提供するQuid Monitor(旧NetBase)は、SNSデータを圧倒的な処理スピードと多彩なフィルタリング機能でリアルタイムに分析・レポートする分析するソーシャルアナリティクスツールです。
自然言語処理エンジンや画像解析により企業にとって必要なデータを高い精度で抽出し、可視化します。
また50ヶ国語の多言語にも対応しているため日本に限らずグローバルに活用いただくことができます。ソーシャルビッグデータの分析に興味のある方はぜひ弊社にお問い合わせください

本記事の監修者

プロダクト本部 副本部長 山本 豊

山本 豊 プロダクト本部 副本部長

リクルートでキャリアを開始し、マクロミルに入社。マクロミルにて、リサーチ・データ事業の拡大に従事。その後、コロプラにて、リサーチ・データ関連の新規事業の立案・推進。複数のIT企業にてデータ関連事業に関わった後、2021年7月より現職。生成AIアプリ開発ツール「Dify」、ソーシャルリスニングツール「QUID」の拡大に従事。

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